★★★★☆

2009年11月 5日 (木)

140『ワイルド・スワン』 ユン・チアン 初版1993年

纏足(てんそく)を強いられた最後の世代で
          15歳で軍閥将軍の妾になった祖母

日本の過酷な占領政策を体験し
          夫とともに共産党で昇進する母

家族ともども文化大革命に翻弄され
          イギリス留学を果たす著者

・・・本書が中国本土で出版される見込みはまったくないとされる

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scorpius原題

Wild Swans: Three Daughters of China (London, 1991)

scorpius概要

激動の中国近代史を背景に、清朝末期の錦州で祖母の誕生からユン・チアンの1978年のイギリス留学までの一族の苦難の歴史を冷静な目でとらえた傑作。文化大革命の混乱と狂気なかに青春を過ごし一族への迫害に耐え毛沢東の真実の姿に目覚めていく自分自身を描いている。

scorpius読むきっかけ&目的&感想

個人の視点で描いた中国の近代史、というのに惹かれて読んでみた。

好みの度合 ★★★★

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2009年11月 4日 (水)

139『女盗賊プーラン』 プーラン・デヴィ 初版1997年

生まれた日が花祭りだったわたしは
プーラン(花)と名づけられた

わたしは敬意を払ってほしかった
「プーラン・デヴィは人間だ」と言ってほしかった

2001年に暗殺されたプーラン・デヴィの自伝

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bomb原題

Moi, Phoolan Devi, reine des bandits (1996) *フランスのフィクソ社企画

bomb概要

1996年のインド統一選挙で、文盲の国会議員が当選した。プーラン・デヴィ。かつては盗賊の女王と呼ばれたインド民衆の英雄である。義賊の女首領、司法取引による投降、そして11年にわたる獄中生活の後に、彼女が国会で目指したものは何か。そして、波乱の人生を駆りたててきた来歴とは、一体どんなものだったのか――。

bomb読むきっかけ&目的&感想

米原万里『打ちのめされるようなすごい本』で紹介されていたノンフィクション。興味を引かれたので読んでみた。

好みの度合 ★★★★

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2009年11月 3日 (火)

138『心は孤独な数学者』 藤原正彦 初版1997年

32歳で亡くなった天才数学者ラマヌジャンは
イギリス支配下のインドで数学を独学し
20世紀初頭に膨大な謎の公式を残した

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clover概要

17世紀に万有引力の法則を発見したニュートン。19世紀に四元数を発見したハミルトン。20世紀初頭に膨大な謎の公式を残し32歳で亡くなったラマヌジャン。天才数学者として名を馳せた偉大な三人は、背負いきれない辛い出来事に直面し、その運命に翻弄される数奇な人生を送った。彼らの悩みとはいったい何だったのか。時代や家庭環境は、彼らの業績や人生にどんな影を投げかけたのか。それぞれの母国、イギリス、アイルランド、インドを旅し、彼らの生涯に思いを馳せる長篇エッセイ。

clover読むきっかけ&目的&感想

藤原正彦『遥かなるケンブリッジ』で初めてインドの天才数学者ラマヌジャンを知り、ラマヌジャンについてもっと書かれた本があったら読んでみたいと思っていた。で、米原万里の書評『打ちのめされるようなすごい本』を読んだら、その藤原正彦がラマヌジャンについて書いた本があるというので、俄然読んでみたくなった。

好みの度合 ★★★★

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2009年10月28日 (水)

133-136 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』 初版2001年、『オリガ・モリソヴナの反語法』 初版2002年、『発明マニア』 初版2007年、『打ちのめされるようなすごい本』 初版2006年 米原万里

133 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』 (ノンフィクション)

30年後
東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは
少女時代には知り得なかった真実に出会う

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134 『オリガ・モリソヴナの反語法』 (小説)

プラハのソビエト学校で志摩を強烈に惹きつけた舞踊教師・オリガ
30数年後 旧友と共に彼女の謎を追う志摩の前に
オリガとロシアの想像を絶する歴史が…

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135 『発明マニア』 (エッセイ)

米原万里的ワンダーランド
この世のあらゆる難問を解決する119の発明

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136 『打ちのめされるようなすごい本』 (書評)

米原万里全書評1995‐2005
絶筆となった壮絶な闘病記収録した最初で最後の書評集

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apple読むきっかけ&目的&感想

ロシアに精通している著者の視点に興味があったので読んだ『魔女の1ダース』(エッセイ)が面白かったので、上記4冊を読んでみる気になった。

さくら好み ★★★★☆

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2009年10月12日 (月)

129,130『シャネル ザ・ファッション』 初版1980年、『シャネルの生涯とその時代』 初版1981年 エドモンド・シャルル・ルー

そのときまではあまりに地味すぎて
使えないと思われていたこれらの諸要素を持つモード
つまり
労働や仕事や活動のための服装だけを
彼女は引き受けた

彼女の創造行為は破壊行為だった
彼女は仰々しさにひそむ息苦しさを拒んだのだった

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key原題

129:  L'Irrégulière ou mon itinéraire Chanel  (1974)
130:  Le temps Chanel

key概要

129『シャネル ザ・ファッション』 本書以前にも、シャネルの伝記は数多く出ています。マルセル・ヘードリッヒの『ココ・シャネルの秘密』、ジャン・ポーラン『シャネル=獅子座の女』などは邦訳もあります。しかし、こうした既刊のシャネルの伝記すべてを凌駕して、ガブリエル・シャネルの真実に、ぎりぎりのところまで迫ろうとしたのが本書と言われています。

130『シャネルの生涯とその時代』 ココ・シャネルが本書の中心人物であるが、その揺れ動く時代も重要な役割を担っている。そして彼女が仕事を通して得た幾多の友情やライバル、または恋の相手は素晴らしい人物たちで、単なる端役を演じている訳ではない。一つの時代、いや幾つもの時代が、二百枚あまりの写真で甦ってくる。その大部分は未発表のものであり、エドモンド・シャルル・ルーによって集められ、写真入りのエッセイとなった。

key読むきっかけ&目的&感想

併読する何冊かのシャネル関連本にこの2冊を選んだのは、両書共に作者が映画『ココ・アヴァン・シャネル』の原作者エドモンド・シャルル・ルーだからだ。それに一冊は、当時のモノクロ写真の大型本というのにも惹かれた。

さくら好み ★★★★☆

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2009年10月11日 (日)

128『ココ・シャネルの秘密』 マルセル・ヘードリッヒ 初版1987年

シャネルは パリがかつて例を持たないような女性像を 作りあげた

  モーリス・サッシュ

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pen原題

COCO CHANEL: HER LIFE, HER SECRETS.  (1972)

pen概要

新鮮で、しかも決して色褪せない独特のスタイルがもたらした莫大な富と名声。成功の陰で孤独におびえる自分をココは嘘で塗り固め、自らの伝説を紡ぎ上げ た。晩年のインタビューを元に、モードの女王が語る華やかな虚構の隙間を探り、彼女の秘められた生涯を描き出すスタイリッシュな伝記。

pen読むきかけ&目的&感想

映画『ココ・アヴァン・シャネル』を見て、自分の人生を自分で判断できる「自由」と「自立」を強く望むココに心惹かれたのと、来年公開される映画『シャネル&ストラヴィンスキー』の予習のために、何冊かのシャネル関連本を併読してみる気になった。

フランス北東部生まれの男性で、ファッション誌マリ・クレールの編集長の経験があり、ジャーナリストであり小説家でもあるという著者マルセル・ヘードリッヒが、シャネルのインタビューから何をどう抽出するか面白そうだったので、本書を選んでみた。

さくら好み ★★★★☆

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2009年9月28日 (月)

125,126『アンダーグラウンド』 初版1997年、『約束された場所』 初版1998年 村上春樹 

私が目指したのは 明確なひとつの視座を作り出すことではなく
明確な多くの視座を作り出すのに必要な「材料」を提供することにあった

それは基本的には
私が小説を書く場合に目指しているものと同一である

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karaoke概要

『アンダーグラウンド』 1995年3月20日の朝、東京の地下でほんとうに何が起こったのか。同年1月の阪神大震災につづいて日本中を震撼させたオウム真理教団による地下鉄サリ ン事件。関係者62人のインタビュー。

『約束された場所で アンダーグラウンド2』 「癒し」を求めた彼らが、なぜあの犯罪に行着いたのか? 信者へのインタビュー、河合隼雄(日本の心理学者・心理療法家・元文化庁長官)との対話によって現代の病理に迫る。

karaoke読むきっかけ&目的&感想

村上春樹の『1Q84』というベストセラー小説を読み、作品背景を知りたいなぁ~と思ってネット検索すると、『1Q84』の前に出版した『アンダーグラウンド1,2』が大きな影響を与えているらしい事が分った。『村上春樹「1Q84」をどう読むか』でも、『アンダーグラウンド1,2』が当然のように論旨に上がっていたので、読んでみる気になった。

さくら好み ★★★★☆

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2009年9月27日 (日)

122-124『しゃばけシリーズ 絵本、第六弾、第七弾』 畠中恵 初版2006~2008年

めっぽう体が弱い大店の若だんなと仲間の妖怪が
お江戸を騒がす難事件を解決する

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122 絵本 『みぃつけた』
123 第六弾 『ちんぷんかん』 ・・・短編5本
124 第七弾 『いっちばん』 ・・・短編5本

maple読むきっかけ&目的&感想

第五弾までが面白かったので続きを読んだ。

さくら好み ★★★★☆

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2009年8月26日 (水)

109-113『しゃばけシリーズ 第一弾~第五弾』 畠中恵 初版2001~2006年

大店の若だんな・一太郎は めっぽう体が弱い
なのに猟奇事件に巻き込まれ
仲間の妖怪と解決に乗り出すことに…
大江戸人情捕物帖

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109 第一弾 『しゃばけ』 ・・・長編
110 第二弾 『ぬしさまへ』 ・・・短編6本
111 第三弾 『ねこのばば』 ・・・短編5本
112 第四弾 『おまけのこ』 ・・・短編5本
113 第五弾 『うそうそ』 ・・・長編

fuji読むきっかけ&目的&感想

ポッドキャストで落語をたまに聴いたり、江戸時代の絵描きである伊藤若冲や葛飾北斎に関する本を読んだりしているうちに、あたしは江戸時代の町人の生活に少し興味を持つようになった。そんな時たまたま聞いたラジオの新刊紹介で、江戸時代を舞台にした小説『ころころろ』の存在を知った。この本は既にシリーズ第八弾目で、ラジオ・テレビドラマも放送されているらしい。寝込みがちな大店の若だんなが、妖(あやかし)である二人の手代とともに活躍する捕物帳ということだ。捕物帳といえば、DS文学全集の追加配信で読んだ岡本綺堂の『半七捕物帳』が結構面白かったことを思い出し、とりあえず第一弾の『しゃばけ』を読んでみることにした。面白かったら続きを読めばいいし、好みじゃなかったら途中で止めればいい、と思った。

さくら好み ★★★★☆

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2009年8月22日 (土)

108『1Q84』 村上春樹 初版2009年

ここは見世物の世界
何から何までつくりもの
でも私を信じてくれたなら
すべてが本物になる

見かけにだまされないように
あなたの王国が私たちにももたらされますように
ここではない世界であることの意味はどこにあるのだろう

魂のほかには何も持ち合わせていない
もしあなたの愛がなければ
まだ温もりが残っているうちに

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moon3概要

1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。 そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。 そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。 私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。

moon3読むきっかけ&目的&感想

ベストセラーとして話題の書なので、一応読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

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2009年6月13日 (土)

098『罪と罰』 本村洋 宮崎哲哉 藤井誠二 初版2009年

犯罪が起こった瞬間に
絶対に修復できないような何かが起こってしまう

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spade概要

光市母子殺害事件の遺族・本村洋さんと、事件直後に本村さんを訪ねてから親交を続けた藤井氏、氏の紹介で知り合った宮崎氏の3人が、罪とは何か、罰とは何 かを徹底討論。死刑存廃論など裁判員制度開始を前にした議論の重要性もさることながら、「犯罪が起こった瞬間に絶対に修復できないような何かが起こってし まう」といった本村さんの言葉は、犯罪がもたらすものの真の姿を読者に考えさせる。

spade読むきっかけ&目的&感想

5月21日に裁判員制度が始まった。そして8月3日には、制度が適用された始めての裁判が東京地裁で開かれる。この制度制定のきっかけの一つになった光市母子殺害事件(1999)の被害者家族である本村洋さん、評論家の宮崎哲弥、ノンフィクションライターの藤井誠二の鼎談が本になっている事を知り、読んでみたくなった。本村洋さんは元より、あたしがたま~に見るテレビ番組『博士の異常な鼎談』『たかじんのそこまで言って委員会』に出演していている宮崎哲弥がどんな事を言っているかにも興味があった。

さくら好み ★★★★☆

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2009年6月 1日 (月)

097『マンゴーの木 ~伝説の魔法使いをめぐる運命の輪~』 山田真美 初版1998年

ご存知ですか インドに古くから伝わる『マンゴーの木』と呼ばれる魔法を
これは 数あるインドの古典魔術のなかで
最も芸術性が高く 技術的にも難解で 若い後継者が育たないことから
今や絶滅の危機に瀕しているストリート・マジックの一つです

雨後のたけのこのように林立しはじめた高層ビル
中産階級以上の人は片っ端から携帯電話を持っているし
Eメールも常識になりつつある
すべての古い価値観が音をたてて崩れ去ってゆく時代
すべてのことは このまま記憶の片隅で薄れてゆくはずだった・・・

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bud概要

たった今、地面に埋めた種が、ニョキニョキ伸びて実をつけるまでに成長する…。そんな魔法使いの噂を聞いたばっかりに、インドという名の底なし沼にすっかりハマってしまった著者。世にも不思議な幻の古代魔術を求め続けて9年。夢にまで見た魔法使いには、果たして本当にめぐり逢えるのか? インド在住の著者が体験した嘘のような本当の物語。

bud読むきっかけ&目的&感想

インド関連の本を探していて知った一冊。題材が「幻の魔法使い」という如何にも「神秘の国インド」らしいものであると云う事、出版が1998年で1991年の市場開放後のインドでの経験であると云う事、現地で暮らしている日本人女性が書き記していると云う事、など等に惹かれて読んでみたくなった。

さくら好み ★★★★☆

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2009年5月24日 (日)

094『食品汚染はなにが危ないのか ニュースを読み解く消費者の科学』 中西貴之+藤本ひろみ 初版2009年

食の「安全」vs「安心」

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restaurant概要

食品にまつわるニュースが連日報道される昨今、消費者の食の安全に対する意識がとても高まっています。けれど、こう連日さまざまな情報が矢継ぎ早に出され飛び交っていては、多くの人にはついていくことすらままなりません。この本では、食の安全性を読み解く上で必要不可欠な知識をピックアップし、ふつうの消費者がいまいち理解しきれていない部分にフォーカスを当てながら、その知識を科学的に考察しつつ、 これまで以上にたくさんのイラストを交えわかりやすく解説しました。

ただ「食品添加物を食べないようにするにはどうすればよいか」とか「無農薬野菜を作る方法」とか「どんな食品が危険なのか」とか、そういう本ではありません。

40パーセントを切った食糧自給率や、景気の悪化によって安い食品を選ばざるを得ない日本の普通の消費者の現状をふまえ、食卓にある程度の食品添加物や、農薬を使った経歴のある野菜が出てくるのはやむを得ないことと考えるスタンスに立って書いています。

そんな中で、少しでも健康な食生活を送るにはどうすればよいか、リスクを少しでも減らすには何に気を つければよいか、非科学的で過剰な報道に踊らされないようにするにはどのような知識があればよいか、そんなことを書いてみました。キーワードは食品汚染リ スクに対する「定性的評価」と「定量的評価」です。まぐろぐヴォイニッチ

restaurant読むきっかけ&目的&感想

ヴォイニッチの科学書」というポッドキャストが好きで、あたしはかかさず聞いている。本書は、このポッドキャストをやっている中西貴之さん(現役の科学者)が書いている。題材が面白そうだったので借りてみた。

さくら好み ★★★★☆

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2009年5月23日 (土)

093『続・インドの衝撃 猛烈インド流ビジネスに学べ』 NHKスペシャル取材班・編著 初版2009年

インドビジネスの今

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key概要

「貧困層」相手の超低価格ビジネスとは? 日本を狙う「製薬大国」の実力とは? 世界中を席捲する「印僑」パワーとは? 大反響を呼び、シリーズ化されたNHKスペシャルを再び単行本化。

key読むきっかけ&目的&感想

『インドの衝撃』が面白かったので借りてみた。

さくら好み★★★★☆

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2009年5月16日 (土)

090『虚構 堀江と私とライブドア』 宮内亮治 初版2007年

なぜライブドアで働いてきたのだろうか

何が私を拘置所に送り込んだのか

自分は何のために働いているのだろう・・・・・

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pen概要

「ニッポン放送、フジテレビは、なぜ騙されたのか」。プロ野球進出騒動、総選挙、村上ファンドとの関係、ITの寵児が疾走した「既存勢力への挑戦と限界」。未熟さゆえの罪や失策を素直に認めつつ、卑下することなく等身大のライブドアを語る。    

pen読むきっかけ&目的&感想

あたしが始めて宮内氏を知ったのは、ライブドアの社内を紹介するテレビ番組でだったと思う。その番組内で宮内氏が、「ホリエは客寄せパンダみたいなもんですよ」なんて言ってのけるのを聞いて、ちょっとビックリしたのを覚えている。その何年後かに事件が起こった。宮内氏も渦中の人となり、中心人物の一人としてニュースに取り上げられていた。

彼の目から見た事件にも興味があったので、堀江氏の『徹底抗戦』も読んだことだし、読んで見る気になった。

さくら好み ★★★★☆

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2009年5月 8日 (金)

088『身近な雑草のゆかいな生き方』 稲垣栄洋 三上修・絵 初版2003年

雑草の生き残り戦略 ^^

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clover概要

本書では、ハコベやオオバコ、スミレやタンポポなど、身近な50種類の雑草を取り上げて、その生き抜く力、子孫を残そうとするさまざまな知恵と工夫をユーモアあふれる筆致で描く。踏まれても抜かれてもなお伸びる、その力の源は何か。どんな秘密が隠されているのか。ナズナ、オオバコなど、身近な雑草50種の知られざる生態と生き残り戦略を描く。

clover読むきっかけ&目的&感想

毎年、花咲く春になると、植物の本を読みたくなる。このブログには記録しなかったけど、今年の春にも植物辞典的な本、植物エッセイ的な本を4,5冊読んだ。その流れで図書館の本棚を眺めていたら、この本も面白そうだったので借りてみた。

さくら好み ★★★★☆

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2009年4月29日 (水)

087『点 -ten-』 宇多田ヒカル 初版2009年

「自由と責任はセット」の本当の意味は

「自由な生き方を選んだら 引き返さない責任があるよ
その覚悟ができてんの?」だと思う

引き返すこと 後悔することは無責任だ

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bud概要

デビュー時の成功と戸惑い、結婚そして離婚・・・作品が出来上がるまでの葛藤と喜び、そして彼女自身が持つ心の闇と祈り。宇多田ヒカルが宇多田光として、この10年を初めて振り返りながら書き下ろす懇親の文章にはじまり、オフィシャルライター松浦靖恵さんによるオフィシャルインタビューの総括、宇多田ヒカル語録などで構成。10年の軌跡を当時の写真とともにギュっと凝縮した一冊。

bud読むきっかけ&目的&感想

宇多田ヒカルの曲が好きだから読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

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2009年2月18日 (水)

079『大統領の料理人』 ウォルター・シャイブ 初版2008年

厨房からのぞいたホワイトハウス11年

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apple原題 "WHITE HOUSE CHIEF"

apple概要

ホワイトハウスの住人=大統領の素顔。クリントンとブッシュに仕えたシェフの回想録。ホワイトハウスで出された料理13品のレシピ付き。    

apple読むきっかけ&目的&感想

昨年(2008年)半ばに何かの書籍紹介でこの本を知り、面白そうだと思いつつも忘れていたんだけど、今年(2009年)に入ってこれまた何かの拍子に思い出し、読んでみたくなった。それでいつものごとく図書館で借りようと思ったけど、いつも行く市立図書館にも、めったに行かない県立図書館にも無かった。それで迷ったあげく、リクエスト(図書館で購入して貰う)する事にした。それが今年1月半ばだ。そして今現在2月18日、目出度く(?)本書があたしの手元にある。

様々なものが反映される「食生活」には、とても好奇心をそそられる。時代、文化、土地、宗教、主義、職業、収入、性別、年齢、そして「もてなしの心」「感謝の気持ち」など等、料理はあらゆる事の影響を受ける。それ故に、他人の食生活ほど面白いものは無いのではないか、と思う時がある。それがアメリカ大統領とファーストレディの食生活だったら尚更、ミーハーなあたしの好奇心はそそられる。(ちなみに本書は暴露本ではないので、スキャンダルは書かれていない。)

さくら好み ★★★★☆

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2009年2月12日 (木)

071-077 備忘録

071 『たいのおかしら』さくら ももこ 初版2003年 ★★★☆☆

072 『ナチュラル ローゼス』成田 美名子 初版1998年 ★★★★☆

073 『アンドリュー・ワイエス (はじめて読む芸術家ものがたり) 』リチャード メリマン, 渡辺 真 (翻訳) 1992年 ★★★☆☆

074 『N.C., アンドリュー,ジェイムズ3代のワイエスが描く アメリカの原像 ワイエス展』世田谷美術館 ★★★★★

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075 『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』北尾 トロ 初版2003年 ★★★☆☆

076 『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』佐藤 優 初版2005年 ★★★★★

077 『自壊する帝国』佐藤 優 初版2006年 ★★★★★

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2008年11月 3日 (月)

063『芸術新潮 1996年4月号』

特集 佐伯祐三の真実

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概要

“佐伯祐三の真実”.....うらぶれたパリの街角を描き続けたこの画家の、どこが私たちを惹きつけるのか? わずか30歳で逝った天性の画家の人生と画業の真実を徹底究明する! (雑誌表紙より)

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読むきっかけ&目的&感想

以前読んだ落合莞爾の『天才画家「佐伯祐三」真贋事件の真実』が面白かったので、その「吉薗佐伯」が載ったという当事の雑誌『芸術新潮 1996年4月号』を読んで見る気になった。

さくら好み ★★★★☆

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2008年10月25日 (土)

057-060『ゴヤ(全四巻)』 堀田善衛 初版1974-77年

Yo lo vi. (私がそれを見た)

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おれはまだ学ぶぞ。 フランシスコ・ゴヤ

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概要

ゴヤの生きた時代との関連におけるゴヤの評伝。

夏は灼熱に喘ぎ、冬は寒風吹きすさぶ不毛の土地に、庶民の子として生まれたフランシスコ・デ・ゴヤ。やがて、スペイン王家の首席宮延画家となり、絵師として栄達の頂点を極めるが…近代絵画の先覚者ゴヤの、苦悩にみちた複雑な82年の生涯をえがく評伝。大仏次郎賞・ロータス賞受賞《全4巻》。

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読むきっかけ&目的&感想

ちょっと前に映画『宮廷画家ゴヤは見た』を見たんだけど、ゴヤの生きた18世紀終盤から19世紀前半のスペインに俄然興味が湧いてきてしまった。ゴヤが絵を描くモチベーションの変化が読み取れればいいなぁ・・・なんて思いながら読んだ。

さくら好み ★★★★☆

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2008年10月16日 (木)

056『ジャーナリズム崩壊』 上杉隆 初版2008年

「記者クラブに所属している日本の新聞やテレビを

報道機関というのはおかしい

あのような仕事は 政府の広報機関と同じ役割だ」

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概要

日本の新聞・テレビ記者たちが世界中で笑われている。その象徴が日本にしかない「記者クラブ」制度だ。メモを互いに見せ合い同じカンニング記事を書く「メモ合わせ」、担当政治家が出世すれば自分も出世すれば自分も出世する歪んだ構造、権力におもねり摑んだ事実を報道しない体質。もはや新聞・テレビは権力をチェックする立場と国民に知らせる義務を放棄したも同然である。恐いもの知らずのジャーナリストが、エリート意識にこりかたまった大マスコミの真実を明かす、亡国のメディア論。

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読むきっかけ&目的&感想

本書の存在は、「TBSラジオ ストリーム」(ポッドキャスト配信版)で、『ニュースさかさメガネ「ここがヘンだよ日本のジャーナリズム」特別対談~小西克哉VS上杉隆~』を聞いて知った。この対談で上杉氏の話がとても興味深かったので、本書を読んでみたいと思った。

メディア・リテラシーを身に付けるには、どうしたらいいのかな~?、なんて日頃ボンヤリと思っているあたしに、そのヒントを与えてくれたらいいなぁ、なんて思いながら読んだ。

さくら好み ★★★★☆

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2008年9月27日 (土)

052『コーヒーが廻り 世界史が廻る』 臼井隆一郎 初版1992年

近代市民社会の黒い血液
20080926

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概要

コーヒーという商品の歴史をその最初から現在まで辿ってみようなどと考え始めた直接のきっかけは、1977年秋、ベルリンで開催された「ワイマール共和国展」で見たブラジルのコーヒー豆を燃料に走る機関車の写真であった。もともとコーヒーというテーマが連想させる話題は多岐にわたっている。それやこれやでコーヒーの歴史を調べ始めたのであるが、気がつくとドイツを遠く離れ、妙なオフ・ロードにはまり込んでいた。

東アフリカ原産の豆を原料とし、イスラームの宗教的観念を背景に誕生したコーヒーは、近東にコーヒーの家を作り出す。ロンドンに渡りコーヒー・ハウスとなって近代市民社会の諸制度を準備し、パリではフランス革命に立ち合い、「自由・平等・博愛」を謳い上げる。その一方、植民地での搾取と人種差別にかかわり、のちにドイツで市民社会の鬼っ子ファシズムを生むに至る。コーヒーという商品の歴史を、現代文明のひとつの寓話として叙述する。

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読むきっかけ&目的&感想

あたしは2004年まではどちらかというと紅茶党だったけど、2005年1月から(すっごくミーハーなきっかけで)コーヒー党に変わった。それ以前から持っていたエスプレッソ・メーカーに加えコーヒーメーカーとミルを購入し、フレーバー・コーヒーも含める色々な豆を試したり、旅先でコーヒー豆を買って帰るようにもなった。あたしはすっかりそのアロマと味のファンになった。まぁ、コーヒーはクセになるから、単にそのせいもあるけど・・・(笑)。

そんなあたしは、時々、コーヒーについて書かれた本も手に取るようになった。コーヒーそのものについて書かれた本も、コーヒーのあるシーンについて書かれた本も、とても面白い。なので今回は、コーヒーの歴史について書かれた本を読んでみる気になった。

さくら好み ★★★★☆

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2008年9月 4日 (木)

049『甘粕大尉』 角田房子 初版1975年

甘粕にとって天皇と国家と我とは一体であった

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概要 (本書あとがきより引用)

私が甘粕伝を書いた目的は、大杉事件の謎解きではない。“忠君愛国”を日本人の至上の目標として教え込まれた時代の、まっ正直な日本人の典型と思われる甘粕正彦の軌跡を追いたかったのだ。“忠君愛国”を、うむを言わせずたたきこまれたのは軍人だけではなく、日本人全部が、これに従順であるにせよ、反発するにせよ、この堅い土台の上でさまざまな反応を示してきた。

その中で、甘粕は迷わず生きた男である。私は、その生き方が最も正しいと信じられていた時代の中で、甘粕をとらえていった。今日、彼の生き方は否定するほかない。しかし今日の目で、愚かだの、哀れだの、間違っていたのといったのでは、実体は所在不明になってしまう。甘粕はあくまで、彼が自決した昭和二十年八月までの人間である。時代もまた同様で、それらの条件は動かせない。

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読むきっかけ&目的&感想

少し前にNHKで『調査報告 日本軍と阿片』という番組を見た。実は結構知られた事実であるらしいが、日本軍が組織的に阿片を管理売買し戦費に利用していた事を、あたしはこの番組で初めて知った。もう少し詳しく知りたいなと思ったので、ケシの栽培と阿片採取を奨励して廻った「二反長音蔵」、満州の国策である阿片ビジネスでリーダーシップをとった「甘粕正彦」、関東軍と結託しアヘン取引組織を作った「里見甫」について書かれた本を探して読んでみる事にした。その二冊目が本書になる。

さくら好み ★★★★☆

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2008年8月16日 (土)

047『ごちそう探検隊』 赤瀬川原平 初版1994年

私はグルメが好きである
とくにグルメの丸ぼしが好きだ
ちょっと固くて 噛むとゴリッとした歯ごたえがあり
独特の苦味がある
それが噛んでほぐれてくると 甘みのようなものが出てくる

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・・・・・ 概要 ・・・・・

九州に住んでいた少年時代、納豆は幻の食べ物だった。甘納豆から甘を取った食べ物って何だろう? 機内食はどうしても飛行機に乗らないと食べられないのか? 究極のグルメは、やっぱり点滴だと思う―。好奇心と食欲のおもむくまま綴ったエッセイ。

ちなみに、『グルメに飽きたら読む本』(尾辻克彦、1989)を、『ごちそう探検隊』(赤瀬川原平、1994)に改題し名義も変えて文庫化したものが本書になる。尾辻克彦=赤瀬川原平。

・・・・・ 読むきっかけ&目的&感想 ・・・・・

食にまつわる面白そうなエッセイを探していて見つけた本。

さくら好み ★★★★☆

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2008年8月13日 (水)

046『星三百六十五夜』 野尻抱影 初版1955年

365日 夜空に思いを馳せて・・・

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☆☆☆☆ 概要 ☆☆☆☆☆

365日のそれぞれの夜空を見上げ、星空の浪漫と魅力を1ページ毎に語っている。

*中央公論社から昭和三十年に出版された本書は、限定一五〇〇部で定価八〇〇圓。現在は、春夏秋冬に分けて文庫として出版されている。

☆☆☆☆ 読むきっかけ&目的&感想 ☆☆☆☆☆

名古屋市科学館で2ヶ月に1回くらいのペースで行われている65cm大望遠鏡で星を見る事が出来る市民観望会に、あたしは一昨年、昨年と参加した。以前、御岳のキャンプ場で見た降ってくるような星空にも感動したけど、望遠鏡を通して見る土星の輪っかにも同じくらい感動した。ウチからは光害と狭い空のため明るい星しか見えないけど、それでもあたしは夜空を見上げる事が大好きになった。それで、もう少し星について知りたいなぁ、なんて思って探して知った野尻抱影の本。

さくら好み ★★★★☆

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2008年7月20日 (日)

040『漫画映画の志』 高畑勲 初版2007年

『やぶにらみの暴君』と『王と鳥』

“笑いながら 見つめよ だまされるな 考えろ”

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***** 概要 *****

高畑監督が自らの作品作りの原点とするフランスの漫画映画『やぶにらみの暴君』。30年の歳月を経て、作者たち ― 監督ポール・グリモー、脚本ジャック・プレヴェール ― は、それを『王と鳥』という映画に作り直した。なぜ、彼らはそうしなければならなかったのか? そしていま、その映画が問いかけるものとはなにか? 作者たちの烈々たる志のもとに、一本の漫画映画がたどった驚くべき数奇な運命と、作品制作をめぐる壮大なドラマを追う。

***** 読むきっかけ、目的、感想 *****

1年ちょっと前、絵に惹かれて『王と鳥』をDVDで見た。それが、とっても良かったので、この本を読んでみたいなぁ、と思った。・・・まま、日は過ぎて、最近なぜかふと思い出したので、この本を借りてみた。

さくら好み ★★★★☆

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2008年7月 5日 (土)

038『英語にも主語はなかった』 金谷武洋 初版2004年

英語は「神の視点」 日本語は「虫の視点」

20080630

・・・・・ 概要 ・・・・・

日本語に「主語」はない。それどころか、英語における「主語」の概念すら、実は歴史上遅れて発生した特殊なものなのだ。「主語」は普遍性を持たない文法概念なのである! 千年の言語史を遡行して、「天」の言語と「地」の言語を解き明かす比較文法論。

・・・・・ 読むきっかけ&目的&感想 ・・・・・

「主語」という文法概念がなぜ英語に誕生したか(金谷氏風に言えば、英語が「する言語」化したのはなぜか)、に興味があって読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

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2008年6月10日 (火)

031『死刑』 森達也 初版2008年

人は人を殺せる。

でも人は、人を救いたいとも思う。

20080608

・・・・・ 概要 ・・・・・

僕の結論は、きっとあなたに共有はできないと思う。なぜなら人が百人いれば百通りの死刑がある。僕は彼らに会った。そしてあなたはこの本を読んだ。だからあなたの中に、何かが生まれることを願っている。

最後にもう一度書く。みんなが願っている。遺族も、死刑囚も、廃止派も、存置派も、刑務官も、教誨師も、元裁判官も、元検事も、弁護士も、そして僕も、きっとあなたも。願いはかなえたい。かなえよう。今よりも少しでも良い社会にすること。それはきっと、いや絶対に不可能ではない。

・・・・・ 読むきっかけ&目的&感想 ・・・・・

「死刑廃止派」の人が、何故そう考えるのか知りたくて読んだ一冊。

「国家による殺人=死刑」を認めないというのが近代国家のあるべき姿、EUの加入条件の一つに死刑執行停止がある、死刑を存置しているいわゆる先進国は日本以外はアメリカしかない、らしい。でもあたしは、「死刑廃止」というのがシックリこない。どれだけ人を殺しても無期懲役、つまり、国家に命を守られ、税金で日々の暮らしを保障され、20年もすれば仮釈放される、そんなのってありなの???、なんてあたしは思う。仮に、文字通りの終身刑が導入されても、そう思う。死刑は廃止すべきだ!!、と考える人は日本にも少数ながら存在するし、どうやら世界的に見ればそう考える人の方が多数みたいだ。何故? そんな疑問の答えの糸口になればと思って手にした一冊。 。。

さくら好み ★★★★☆

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2008年5月20日 (火)

026『<衣装>で読むイギリス小説』 久守和子/窪田憲子・編著 初版2004年

たとえば、テクストの中に置かれた一枚の衣服や、ひと皿の料理、一脚の椅子の意味をめぐって、テクストから漂流し、ある歴史的な文脈のなかにそれを追跡すると同時に、読み手の文化と照合する。再びテクストに立ち戻った時には、テクストが新たな相貌で動き出している。

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・・・・・ 概要 ・・・・・

イギリス小説では衣装をどのように表象してきたのだろうか。紳士の国イギリスはジェントルマンにふさわしい衣装を考案し、背広の由来はロンドンのセヴィル街からきている。女性の衣装もエリザベス1世にみられるように長い間、歴史の表舞台を歩いてきた。自己を明確に表すメディアであると同時に、時代のメディアともなる衣装をイギリス小説の中に追っていくと、文化と文学の豊かな鉱脈がみえてくる。

・・・・・ 読むきっかけ&目的&感想 ・・・・・

ファッションを好きな女子は多い。かくいうあたしも好きだ。。。好きなファッションと似合うファッションと必要なファッションは微妙に違うので、いつもジレンマと闘いながらも購入計画を立てる。時に衝動買いもあるけどね。今のファッションばかりでなく、過去に遡ったファッションも好奇心をそそる。あたしのワードローブにあたしの好みや生活が見えるのと同じように、過去のファッションにも当時の流行や生活が透けて見えるからだ。

さくら好み ★★★★☆

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2008年5月18日 (日)

024『ROCKIN'ON JAPAN 2008年 05月号』 宇多田ヒカル インタビュー

「ジャンルに属さない音楽」

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・・・・・ 読むきっかけ&目的&感想 ・・・・・

2002年に宇多田ヒカルがアルバム『DEEP RIVER』をリリースした時、体調を崩してプロモーション活動をキャンセルした。その時、彼女の希望で、この音楽雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』当時編集長・鹿野淳氏と対談が行われ、その文章が彼女のHPにアップされた。その内容がとても印象深かったので、今回のロングインタビューも読んでみたくなった。で買ったのかというと、興味があるのが彼女のインタビューだけだったので、立ち読みしちゃいました。。。m(_ _)m。

さくら好み ★★★★☆

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2008年5月17日 (土)

023『全集 黒澤明 第四巻』 初版1988年

50年代後半

卓抜なシナリオの構成が多彩な映像技術を導き出した

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( 表紙にタイトルが無いなんてwwww びっくり! 追記:中表紙だった^^; )

●●● 概要 ●●●

『七人の侍』 『生きものの記録』 『蜘蛛巣城』 『どん底』 『隠し砦の三悪人』 『決闘鍵屋の辻』のシナリオを収録。手塚治虫、千秋実、塩野七生から見た「クロサワ」。随筆、作品解題、批評史ノート、シナリオ注、資料が付せられている。

●●● 読むきっかけ&目的&感想 ●●●

この『全集 黒澤明』は、あたしのブログにコメントを残してくれた古井戸さんのブログで知った。ちょっと嬉しい「本との出合い」 ^^♪

黒澤明と共同脚本を書いていた橋本忍が『複眼の映像』で、映画『七人の侍』のシナリオが頂点だった、と書いていたので、迷わずそれが収録されている『第四巻』を借りた。黒澤明と橋本忍の両方を感じながら読みたいと思ったんだよね。

さくら好み ★★★★☆

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2008年4月14日 (月)

011『複眼の映像―私と黒澤明』 橋本忍 初版2006年

シナリオ・ライターとして

伊丹万作がこの世に残した ただ一人の弟子 

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黒澤組のそれは複眼の眼による完成度の高い共同脚本

黒澤組の共同脚本とは、同一シーンを複数の人間がそれぞれの眼(複眼)で書き、それを編集し、混声合唱の質感の脚本を作り上げる―それが黒澤作品の最大の特質なのである。

いや、こうした脚本作りはおそらく日本だけでなく、世界のどこにも例のない、黒澤明が主催する黒澤組独自のものともいえるのではなかろうか。

黒澤明監督は映画を30作残しているけど、あたしはその内の7作しか見ていない。それも、その7作を見たのは最近の事だ。「世界のクロサワ」なんて言われているから、どんな作品なのかと好奇心はあるものの、あたしの中では「七人の侍」「椿三十郎」なんかの時代劇のイメージがあり、それも白黒だからなんとなく敬遠していた。でも、なんかの拍子に「姿三四郎」「酔いどれ天使」を見てみたら、以外にも単純で面白かったので、「羅生門」「七人の侍」「赤ひげ」「乱」「まあだだよ」とたて続けに見た。

で、クロサワ作品に興味を持ったので、その30作品のうち10作品も共同脚本を書いている橋本忍の本を読んでみた。

< さくら好み ★★★☆ 

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2008年4月 8日 (火)

008『伊丹十三の映画』 「考える人」編集部編 初版2007年

伊丹映画はこうして始まった

屋台骨! 伊丹映画を支えたベテランたち

大抜擢! 伊丹映画から飛び出したスターたち

伊丹映画を支えた熟練たち

伊丹映画の細部へのこだわりを実現させた人々

異業種からの才能が伊丹映画を分厚くリアルにした

事務方だって大変だ!

伊丹十三ロングインタビュー

Itami01

われわれは映画を半分しか作れない

そして 残りの半分の完成を観客の配慮にゆだねるため
観客の自由に対して映画を作る ということです

われわれの映画は
これからもさまざまな観客に出会い
各人の中でさまざまな形で完成されてゆくでしょう

私としては
それぞれの出会いが幸せなものであることを祈るのみです

あたしは伊丹映画が大好きなので、伊丹十三に興味があって読んだ。

< さくら好み ★★★☆ 

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2008年4月 4日 (金)

007『あなたのTシャツはどこから来たのか?』 ピエトラ・リボリ 第一版2007年

原綿から始まり古着になるまで
わたしのTシャツにかかわる政治と市場経済において
日本が担った役割は
この物語にとって欠かせない重要性を持つと言えよう

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*「底辺への競争」の弊害を憂いていた若い女子学生

再び一九九九年のジョージタウン大学に戻ろう。一人の若い女性がマイクを手に取ると、群衆に向かって問いかけた。「あなたのTシャツは誰が作ったものですか。食べ物も飲み物も与えられずにミシンにつながれたベトナムの子供でしょうか。時給一八セントしかもらえず、一日に二度しかトイレに行かせてもらえないインドの若い女性でしょうか。皆さん知ってますか。 略」

わたしはこれらのことを知らなかった。そして不思議に思った。マイクを持つあの女子学生は、なぜ知っていたのだろうか。

‘TBSラジオストリーム・コラムの花道’で豊﨑シャチョーが、昨年(2007年)の春頃(だったかな?)に紹介しているのを聞いて、読んでみたいと思っていた本。一年後にして読んでみた(笑)。

< さくら好み ★★★☆ 

  

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2008年3月31日 (月)

005『眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く』 アンドリュー・パーカー 第一版2006年

眼が突然

どこからともなく地球上に現れたように見える歴史的瞬間は

必ず存在する

開眼により 世界は一変する

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難しいことかもしれないが、ちょっと想像してみよう。どこにいたとしてもわれわれを取り巻いているすばらしい色彩の世界は、じつはいっさい存在していないという事実を。環境中には色など存在していない。実在しているのは、たまたまぶつかってきた各種の電磁波を屈折偏光させている物体だけなのだ。バラの花が赤い色を発しているわけでもないし、葉が緑の色を生みだしているわけでもない。紫外線を例に出せば、納得してもらえるかもしれない。 <本書p329より抜粋>

『眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く』というタイトルに惹かれて読んでみた。‘眼の誕生’!? そうだよね‘眼’が無かった時代も存在してたんだよね! 

< さくら好み ★★★★☆ 

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2008年3月20日 (木)

004『沈黙の春』 レイチェル・カーソン 新装第一版2001年

負担は耐えねばならぬとすれば 私たちには知る権利がある

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“自然破壊にとどまらず人間の生命の核、遺伝子直撃へと環境問題が加速度的に複雑化、深刻化しつつある今日、その危機を四十年近く前にいちはやく指摘し孤 立無援のうちに出版された本書は、すでに古典としての地位を確立したが、その間サイエンス、哲学の大胆な転換は行われず、本書の存在は現代にあってますま す切実なものとなっている。” 本書解説より

この本の反響によって当時の米政府が推進していた「化学薬品による有害生物絶滅計画」は中止になった。(当時の大統領はジョン・F・ケネディ。) wiki『沈黙の春』より

『Silent Spring』は1962年に発表され、日本では1964年に訳本『生と死の妙薬』として発刊されていた。それを2001年に、新装版『沈黙の春』として発刊したモノが本書になる。

人間と地球環境とのかかわり方に色々な問題が生じている事が盛んに叫ばれている昨今、今から40年以上前の現状をどう捉え、どのような事を啓蒙しようとしていたのかに興味があって読んでみた。
 

< さくら好み ★★★★☆ 

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2008年3月17日 (月)

003『天文学への招待』 岡村定矩・編集 初版2001年

見上げた夜空に 
あたしが見ているモノの正体を知る一歩

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夜空を見上げて見えるモノは、お月様と“星”と“暗闇”なんだけど、それってどんなモノなのかなぁ、ってのが知りたくて読んでみた。当初の目的はソレなんだけど、読んで見たら、天文学の発展してきた軌跡も書いてあり、それが面白かった。

< さくら好み ★★★★ 

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