東京の人は「バカ」といい 大阪の人は「アホ」という
しかし 「人をバカにするな」の関西弁は 「人をバカにするな」
「アホ」によって関西で滅ぼされたのは 「バカ」という単独の用法だけ
ねじはバカになっても けっしてアホにはならない
勉強のできる子を 東京では「カシコイ」といい 大阪では「リコウ」という
***** 概要 *****
「私は大阪生まれ、妻は東京出身です。二人で言い争うとき、私は『アホ』といい、妻は『バカ』と言います。耳慣れない言葉で、お互い大変に傷つきます。ふと東京と大阪の間に、『アホ』と『バカ』の境界線があるのではないか? と気づきました。地味な調査で申しわけありませんが、東京からどこまでが『バカ』で、どこからが『アホ』なのか、調べてください」
1990年1月、TV番組「探偵!ナイトスクープ」にきた調査依頼、それが後の大調査の記念すべき第一歩になった。 。。
このような「つまらない言葉」にも、いにしえの京でめまぐるしく流行り言葉が生まれ、そして忘れられていった偉大な歴史があったこと、すなわち、限られた文献などではとうてい計り知ることのできない、豊かな話し言葉の世界がこの日本で育まれ続けてきたのだという事実をまのあたりにして、きっと深い感慨を抱かれることだろう。
***** 読むきっかけ&目的&感想 *****
本のタイトルに惹かれて読んでみた。方言民俗学、なんていうと堅苦しいけど、扱う言葉が「アホ・バカ」だとちょっと面白そうな気がしたんだよね。^^♪
松本清張原作で黒澤明監督が映画化した『砂の器』を観たとき、ズーズー弁というのが手掛かりのひとつだった。当然、東北の人間だと思って探すんだけど全く進展しない。で、実は出雲地方でもズーズー弁が使われていた、という事が分かる。なんてくだりがあったんだけど、これを観てあたしは、同じようなイントネーションが南にも北もあるなんて方言分布って面白いなぁ、と思った。その記憶があったから、余計に「アホ・バカ分布」に興味を持った。
さくら好み ★★★★★