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2012年9月30日 (日)

281~285 備忘録「最近の中国事情」

壁の向こう側からの視点で 向こう側を見る・・・

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281『中国激流 13億のゆくえ』(2005) 興梠一郎

9/20/2012(木曜日) TBSラジオ「Dig」に出演していた興梠 一郎さんの本。本格的な市場解放期の始まりに起きつつある問題が、具体例を交えて分かりやすく書かれている。

興梠 一郎(1959年 - ) 日本の評論家。神田外語大学教授、神田外語大学外国語学部中国語学科主任。専攻は現代中国論。大分県出身。九州大学経済学部卒業後、三菱商事中国チームにて勤務。カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了、東京外国語大学大学院修士課程修了。外務省専門調査員(香港総領事館 1996 - 99)、外務省国際情報局分析第二課専門分析員(2002 - 04)、参議院第一特別調査室客員調査員を歴任。NHKスペシャル『激流中国』(2007 - 08)の資料提供者。

282『「今の中国」がわかる本 この100年で中国に起こったこと、そして、これから起こること』(2007) 沈才彬

中国人から見た米中関係や日中関係などが、経済的な視点を中心にして簡潔に書かれていて理解しやすい。どの頁からでもサクサクと読み進めることが出来て気軽に読める。

沈 才彬(1944年 -) 中国経済のスペシャリスト。多摩大学大学院客員教授、(株)中国ビジネス研究所代表。中国江蘇賞海門市生まれ。1981年、中国社会科学院大学院修士課程終了後、同大学大学院専任講師に就任。1984年から東京大学客員研究員、早稲田大学客員研究員、中国社会科学院大学院助教授、お茶の水女子大学客員研究員、一橋大学客員研究員を歴任し、2001年から08年まで三井物産戦略研究所国際経済センター長、2008年から多摩大学教授、同大学院教授。2012年より現職。

283『変わる中国変わるメディア』(2008) 渡辺浩平

近年の中国におけるメディア(新聞、雑誌、TV、ネット)事情を実例を列挙しながら解説していて、中国人がどうやってどんな情報と接しているかを大雑把に理解することが出来る。

渡辺 浩平(1958年 -) 専門は広報広告論、中国メディア論。東アジアメディア研究センター長、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授。1986年東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了後、博報堂入社。同社北京駐在員事務所、上海駐在員事務所勤務を経て、1997年愛知大学現代中国学部常勤講師。2001年北海道大学言語文化部助教授、2009年より現職。

284『反日、暴動、バブル 新聞・テレビが報じない中国』(2009) 麻生晴一郎

渾身のルポ。現地における著者の実感をベースにして、中国人の感覚を中国人の文脈で捉えようと模索していく。

麻生晴一郎(1966 - ) 福岡生まれ。大分、神奈川で育つ。東京大学国文科在学中の87年から上海、ハルビンなどを放浪。大学卒業後、テレビマンユニオンに就職するものの三年足らずで退社。以来98年までの大半を中国、香港、タイ、ラオス、インドや東京の中国人社会などで過ごし、無一文同然の生活を送る。98年より執筆とテレビ制作開始、2003年より執筆に一本化。一年のうち二~三カ月は中国に滞在し、文化人・活動家など多様な人々との交流を続けている。ブログ

285『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』(2011) 遠藤誉

9/25/2012(火曜日) TBSラジオ「Dig」に出演していた遠藤誉さんの本。改革開放と一人っ子政策が始動した後の80年代生まれであるバーリンホウ(80后)に焦点を合わせながら、ネットが中国社会にどのような影響を与えているかを描く。

遠藤 誉(1941年 -) 女性物理学者、社会学者、作家。筑波大学名誉教授。中国長春市生まれ、1953年日本帰国。北京大学アジアアフリカ研究所特約研究員、中国国務院西部開発弁公室人材開発法規組人材開発顧問、内閣府総合科学技術会議専門委員、中国社会科学院社会学研究所研究員(教授)、上海交通大学客員教授などを歴任。日中戦争終結後も日本独立回復まで中国で教育を受けるという特異経験をもつため本来物理学者でありながら、日中社会の社会学的考察に基づいた社会評論や自伝小説など幅広い活躍をみせる。

noodle読むきっかけ&目的&感想

尖閣諸島を巡る日中の対立をニュースで見聞きしても、両政府が何をどう主張しているのか、何を目的としているのか、落としどころをどこに定めたいのか、私では何が何だか理解しきれないでいる。それは私自身の中国理解が薄いせいもあるので、中国で本格的な市場解放が始まった2005年以降に書かれた中国関連の本の中から、興味をひかれる題材で読みやすそうなものを適当に選んで読んでみた。

領土問題の今後には、東アジアにおける軍事や経済のパワーシフトや、アメリカ一国中心後の世界秩序の方向性が関わってくる。著しい経済発展をしているBRICs、規制緩和政策が始まったNEXT11、拡大する欧州不安、、、国力バランスの変化に取り残されかねない日本政府外交。。。どうなるかな。

さくら好み ★★★★

思った以上にどの本も面白かったな。流し読みをしたところも沢山あるけど、情報リテラシー向上の一助になったのは間違いないcatface

中国の今を舞台にした映画、ドラマ、小説を探して接してみたい。今回読んだ本にあるような背景が、そこにどのように反映されてどんな文脈を紡いでいるかに興味がある。



*田中 宇 「尖閣問題と日中米の利害」 2012年9月27日

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コメント

中国に関しては今まで断片的な知識は多かったが、古代から現代までを貫いている中国の精神の本質的なものは何かをこれからは探っていきたい。いろいろな中国分析本や古典に基づいたドラマなどを見ながら。

投稿: nono1 | 2012年10月 7日 (日) 07時34分

>>今の中国を舞台にしたドラマ、映画

「上海タイフーン」NHK ドラマでDVD化もされている。木村多江主演、現代中国、上海の気分を伝えてくれる作品だと思った。お勧め^^

投稿: nono1 | 2012年10月 7日 (日) 07時46分

中国って多面的で面白いよね。「現存する世界最古の言語」である中国語の言語的特徴からアプローチをしてみたいとも思ってる。^^

「上海タイフーン」、見てみる!
ありがと。

投稿: さくらスイッチ | 2012年10月 7日 (日) 11時41分

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