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2012年5月 9日 (水)

273 『地球がもし100cmの球だったら』 初版2002年

地球を直径百センチの球に縮めてみると

太陽は東京ドームほどの大きさだ
一〇〇ワット電球が百四十億個分の明るさで
十二キロ先に輝いている

エベレストは〇・七ミリ
最も深い海溝は〇・九ミリ

人間は十万倍の顕微鏡でやっと見られる大きさ
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sun概要

絵本。直径100cmの地球を考えることで、天体の大きさと空間スケール、そして地球上の環境の様子が実感できる。

sun読むきっかけ&目的&感想

新聞コラムで引用されていたのを読んで、面白そうだったので借りてみた。

さくら好み ★★★☆☆

sun備忘録

◆天体スケール

地球の直径は1万2756kmです。
もしも地球を100cmの球に縮めると、
どうなるでしょうか。

地球はお父さんとお母さんが
二人で抱えられるぐらいの大きさです。

お月様はビーチボールぐらいの大きさで
30mほど先をまわっています。
バスケットボールコートの縦の長さです。

太陽は12km先で輝いています。
大きさは東京ドームぐらいです。
100cmの地球から見ると
140億個の100ワット電球をつけたほどの明るさです。

100cmの地球では、
太陽がちょうど、
東京ドームの大きさです。

Img

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地球がもし100cmの球だったら、
このように太陽系は日本列島の上に
すっぽり入ってしまいます。

奇跡の軌跡

ひとつひとつの惑星は非常に小さく、
地球の周りは上も下もなく、
前も後ろも真っ暗闇だけです。
太陽でさえ非常に寂しい星なのです。

地球には水もあり、空気もあります。
地球は、太陽の光を受けて
46億年もの時間をかけて
今の形になりました。
もし地球が太陽にもっと近いところや、
遠いところをまわっていたら、
今のような地球にはなれなかったでしょう。
ほかの惑星のように
生物のすめない天体に
なってしまったかもしれません。

地球は、大変良い条件が重なって出来上がった天体なのです。

地球には多くの生き物が誕生し、これまで進化してきました。
現在、陸も海も生命であふれかえっています。
植物や動物、昆虫、微生物まで含めると
知られているだけで144万種の生き物が
生きているにぎやかな星です。

人間は
144万種のうちのたった
ひとつの種類です。
144万種のうち、
動物は109万種、植物が35万種です。
動物のほとんどは昆虫で、
全動物の60パーセントという
圧倒的多くの種類数を占めています。
人間を含めた脊椎動物は
全生物の3%にすぎません。

◆2畳のジオラマ

もし地球が100cmの球だったら
地球の表面は全部で2畳ほどの広さです。
そのうち1畳半弱が海で覆われています。

海の平均の深さは0.3mmほどしかありません。
海水は全部で660cc。
体積にしてビール大ビン1本分ほどです。

でも海水は飲めません。
地球上で飲める淡水は17ccしかないのです。
さらにそのほとんどの12ccが氷河などの氷として存在しています。
飲み水などに私たちが利用できる水は
スプーン1杯にも満たない5ccほどしかないのです。

陸地はどうなっているのでしょうか?
直径100cmの地球では、
全ての陸地を集めても90x90cm、机の上ぐらいの広さです。

その陸地に世界中の63億の人が住んでいます。
陸地には、砂漠や険しい高山、ジャングル、寒冷地などもあり、
人が住めるところはごくわずかです。
なかでも乾燥地は全陸地の約40%。
しかもその7割の土地が生産不可能となる砂漠化の影響を受けています。

森は陸地の6分の1、30x45cm、
A3用紙より少し大きいくらいです。
そのうち大部分が熱帯雨林で、
生物に必要な酸素を光合成により作っています。

◆たった一つの地球

私たちは偶然に生まれた地球に住んで、
一番繁栄している生物です。
直径100cmの地球にすると
10万倍の顕微鏡でようやく見ることができます。

そんな小さな人間が大きな地球環境に影響を与えているのです。
地球環境はいったん変化してしまうと、
元に戻すことはなかなかできません。
まわりを見てみても地球以外に
人の住める星は見つかっていません。
私たちは地球というこの星にしかすめないのです。

かけがえのない星です。

sun著者

▼永井 智哉
1971年、名古屋生まれ。1999年東京大学大学院理学系研究科で天文学を専攻修了。理学博士。専門は理論天文学。国立天文台で星形成過程の理論的研究を行う。その後、宇宙開発事業団を経て、2001年より科学技術振興事業団日本科学未来館に勤務。日本宇宙少年団、日本ハンズオンユニバース協会、ライブ!ユニバースなどに所属し、宇宙を中心とした科学教育普及活動を数多く行ってきている。

▼木野 鳥乎
イラストレーター。青山学院大学卒業。卒業後から、フリーのイラストレーターとして出版・広告・ウェブサイトなどの媒体に絵を描いている。’90年の初個展「ノンセンス・イノセンス・サイエンス」以来、興味は文学と科学の間に。以後このテーマで活躍。

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コメント

オリオン座のベテルギウスの大きさは太陽の直径の1000倍だそうだから、東京ドームの直径224mの1000倍。224kmだと東京から福島原発までの距離だよん(^-^;。。凄いね!

投稿: nono1 | 2012年5月 9日 (水) 06時48分

凄い!、そんなに大きいんだベテルギウスって。
ちょっと感動shineshineshine

宇宙は広大だね。

投稿: さくらスイッチ | 2012年5月 9日 (水) 19時03分

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