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2012年3月20日 (火)

269 『シティ・マラソンズ』(2010)

声援を受けながら車道を走る快感!
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snail概要

NY、東京、パリのシティマラソンを舞台に、元アスリートたちの物語を笑いあり、切なさあり、それぞれの街の香りをも封じ込めて描いた3篇は、現実のロードとはまた違った歓びを与えてくれることでしょう。

本書収録の3作品は、株式会社アシックスが2008~10年にWEBサイト及びモバイルサイトで実施した期間限定キャンペーン「マラソン三都物語~42.195km先の私に会いに行く~」のために、三浦しをん、あさのあつこ、近藤史恵各氏によって書き下ろされたものです。

snail読むきっかけ&目的&感想

私が名古屋ウィメンズマラソンにエントリーしていると話した時に友人が教えてくれた本。私はアシックスのニューヨークスリムという初心者向けランニングシューズを愛用しているのもあって、マラソン大会前に読んでみようと思った。

さくら好み ★★☆☆☆

小説としてはイマイチ面白くなかったけど、NY、東京、パリそれぞれのマラソン大会の様子は楽しむことができ、中でも特にNYシティマラソンの描写が面白かった。

 
【名古屋ウィメンズマラソン2012にエントリーした女性たち】


同じマラソン大会を走るといっても、私とは走る意味も目的も次元が違う野口みずき選手、ロンドンオリンピックの選考絡みでTVニュースなど色々と取り上げられていたのもあって、すごく応援していた。

なので、途中ですれ違ったときには、私はランナーなのにもかかわらず沿道の人たちと同じように「がんばって下さい」と思わず声援をおくってしまった(笑)。そしてフルを走り終えてウチに帰り録画してあったレースの様子を見て、「私が応援したとき、こんなスゴイ展開だったんだ!」と感動もひとしお。野口みずき選手の結果は6位だったけど、これからも応援したいと思った。


名古屋ウィメンズマラソンのオフィシャル・サポートランナーの一人、安田美沙子さんのトレーニングレポートやエッセイも楽しみにしていた。NHKの朝ドラ『カーネーション』の三女役で出ていたので、なんだか役柄を合わせてイメージしながら読んでいた。

『新しい自分と出会うために。』から部分抜粋

ある大会では「過去の自分を振り返ってみよう」というテーマを持って走りました。そしたら、「自分はナンダカンダずっと頑張ってきているな。そうか、私は頑張っている人間なんだ!」と思って、そんなこと、走らなくても気づく人は気づくのかもしれないけど、私はうれしかった。新しい自分と出会えた気がして、前より自分のことを、好きになれました。

走っているときに考えることで、共通しているのは、とにかく前向きなこと。前に進むためにはどうしたらいいか、とか、自分を奮い立たせるためのイメージだったりとか。これは、自分が走るようになって、はじめてわかったことです。

突然ですが、私、もともと芯は強いほうだと思います。でもランニングをするようになって、その芯はもっともっと強くなったと思います。それは、走ることで、つねに前に進むためのことを考えるようになったから。

私の場合、考えながら走ると、とにかくたくさんの「言葉」が思い浮かぶんです。その言葉がたくさん積み重なっていて、私の中にある軸が強くなって、自分らしさがの輪郭がクッキリしていくイメージ。

それは仕事の新しいアイディアだったり、ちょっとツライときに、それを乗り越えるにはどうしたらいいか、だったり。ただ考えるだけじゃなくて、必ずなにか答えを見つけるようにしています。

フィジカルに前に進んでいる状態だと、メンタルが導く解決法も、前向きなものになっている。これはたぶん、みんなにも当てはまることだと思うから、ぜひ試してください。

だから、走ることって、カラダにもココロにも、絶対にマイナスにならない。絶対プラスの方向に変わっていく。新しい自分に出会うことで、ランニング以外のことも全部変わっていくんだと思います。そう思うと新しい自分に会いたいし、どんな自分になっているか想像もつかないし、楽しいです。

きっと、私以外のランナーも、中身は違うけど、同じようにいろいろ考えていると思う。そうやって「勝つこと」以外を考えさせてくれるのも、フルマラソンの特徴なのかもしれませんね。

彼女に共感する部分も多く、『カーネーション』で彼女を見るたびに「一緒に頑張ろうね!」なんて勝手に思っていた。


走る目的や意味は本当に人それぞれだ。ローカルTVニュース番組のワンコーナーで今大会で初フルマラソンにチャレンジする女性たちを追いかけていたので、それを録画して見ていた。

岩手で高校時代に駅伝選手だった女性は、震災でいつものランニングコースが走れなくなり、普通にランニングできていたありがたさを実感したと言っていた。そして、震災から一年後の3月11日に開催される名古屋ウィメンズマラソンで、震災にあった地元を勇気付けたい!と語っていた。彼女は大会の数日前にウィルス腸炎だという診断を受け、医師からはリタイアを勧められたらしい。でも地元の人たちが寄せ書きしたTシャツを着て出走し、無事ゴールしている。

名古屋市内の女性は、父親ががんでマラソンコース沿道沿いの病院に入院しており、その父親を励ますためにエントリーしたと言っていた。大会当日には 車椅子で沿道に出て応援するとおっしゃっていたらしいが、残念ながら当日を待たずしてお亡くなりになってしまったようだ。でも頑張って、目標より早いタイムでゴールしている。


ネットでマラソン情報を調べていたときに、私と同じ昨年12月10日に初めて10キロを走り、タイムも同じくらい、尚且つ名古屋ウィメンズマラソンにエントリーしている三重県女性のブログを発見したので、彼女のブログを読むのも楽しみにしていた。彼女も無事ゴールしたみたいだで、タイムも私と同じくらい。今度、コメントを残してみようかと思っている。

他にも、エリートでエントリーしている北海道女性のブログも読んでいた。私とは練習量が格段に違っていて、スポーツとして走っている人のトレーニングはやっぱりスゴイ!と思った。


一般ランナーの走っている様子を写したテレビ番組で、最後にゴールした76歳の女性を見た。私も彼女と同じ歳になるまでランニングを続けていけたらいいなと思った。

同じテレビ番組で、40キロ地点の最終関門を最後に通過した女性も見たけど、足を引きずっていて辛そうだった。残念ながら彼女は制限時間内に間に合わなかったようで、ゴール出来ていない。彼女は今、何を思っているだろうか・・・


友人が沿道で応援してくれ、写真も撮ってくれた。私は「RUN TOGETHER NIKE+」(下動画)に参加していたので、その赤いTシャツを着て走っている姿を写してくれた。それは、抗がん剤で脱毛してからウィッグ装着生活をしていた私が、脱ウィッグして初めて外出したという記念すべき姿でもあった。その画像を受け取り、当日のことをあれこれ話すのはとても楽しかった。

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コメント

RUNに出会えて良かったね。しかもフルマラソンを走れるようになるなんて! やり抜く力のあるさくらに乾杯~☆ heart

投稿: nono1 | 2012年3月20日 (火) 06時25分

nono1にそう言ってもらえると、喜びもひとしおheart

投稿: さくらスイッチ | 2012年3月20日 (火) 06時46分

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