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2011年6月23日 (木)

239 『身体のエシックス/ポリティクス ~倫理学とフェミニズムの交叉』 金井淑子・編、細谷実・編 初版2002年

身体とジェンダーとアイデンティティの関係を求めて
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search概要

身体・差異・共感をめぐるポリティクス(政治学)、「自己決定する自己」と身体、違和としての身体など、身体をめぐる今日的な倫理(エシックス)的状況を、ジェンダーとセクシュアリティに関わる問題系において論じる。

search読むきっかけ&目的&感想

自己をどう認知しているかということに、今更だけど「身体」や「身体の気持ち」が大きく関係していることを実感するようになった。で、身体とジェンダーとアイデンティティの関係を知りたくなった。でも、いまいちどうアプローチしていいのか分からないので、それを探るために、適当にあたりをつけて読んでみた。

さくら好み ★★★☆☆

searchメモ

<内 容>
従来のジェンダー研究が棚上げしてきた「身体」という問題を、倫理学とフェミニズムの両方から考える。

<編者紹介>
金井 淑子(かない・よしこ)
1944年生まれ。横浜国立大学教授。哲学・倫理学専攻。
『女性学の挑戦』(明石書店、1997年)
『フェミニズム問題の転換』(勁草書房、1992年)、他。

細谷 実(ほそや・まこと)
1957年生まれ。関東学院大学助教授。倫理学専攻。
『性別秩序の世界』(マルジュ社、1994年)
『神の再読・自然の再読』〔共著〕(理想社、1995年)、他。

<目 次>
まえがき

1 身体・差異・共感をめぐるポリティクス (金井淑子
         ――理解の方法的エポケーと新たな倫理的主体――
        1 性差に還元された差異
        2 社会構築主義とジェンダー・ポリティクス――「身体」の棄却
        3 科学に差し出された身体――生殖の欲望と政治
        4 身体への新たな統制と、優生的選択への欲望
        5 ドイツのバトラー論争――女性の身体を「脱構築」で切り刻むな!
        6 「状況を生きる身体」、それぞれのリアリティへ
        7 身体へのまなざし――理解の方法的エポケーとエクリチュール・フェミニン

2 「自己決定する自己」と身体 (田村公江
         ――精神分析の発想から――
        1 身体処理の自己決定
        2 自己決定において私は何を求めているのか
        3 デカルトとラカン
        4 自己決定する私はどこに存在するか
        5 おわりに――身体処理自己決定の問題をどう考えるか

3 バトラー理論の新たな倫理的ヴィジョン (ギブソン松井佳子
        1 はじめに
        2 バトラー理論の射程
        3 主体の脱構築――パフォーマティヴ・エイジェンシーにむけて
        4 アイデンティティ・ポリティクスから差異の政治へ
        5 ジェンダー/セックス/セクシュアリティの脱構築
        6 おわりに――倫理の脱構築による新しい倫理のヴィジョン構築に向けて

4 フェミニズム=マイナー哲学における<身体> (後藤浩子
        1 <フェミニン>における哲学
        2 概念とカテゴリー
        3 <フェミニン>と<器官なき身体>
        4 性別、人種、文化
        5 表象分析と<フェミニン>――社会構築主義の限界

5 違和としての身体――岡崎京子とサルトル―― (永野潤
        1 身体と違和感
        2 見られる身体と見せる身体
        3 「フリをする」こと

6 不可視化する「同性愛嫌悪」(河口和也
         ――同性愛者(と思われる人)に対する暴力の問題をめぐって――
        1 はじめに
        2 「同性愛」の識別(不可能性)
        3 同性愛嫌悪による暴力
        4 社会統制の場(環境)としての「身体」
        5 おわりに  

7 性暴力映像の社会問題化――視聴がもたらす被害の観点から―― (浅野千恵
        1 はじめに
        2 これまでの取り組み
        3 社会問題化をめぐる困難
        4 問題化の主体としての第三者という視点
        5 おわりに

8 生殖技術と自己決定 (浅井美智子
         ――代理母のエシックス/ポリティクス――
        1 生殖医療の現在
        2 生殖への欲望と自己決定権
        3 社会的コントロールの倫理的根拠  

9 ジェンダーと女性の人権 (平川和子
        ――暴力被害女性への危機介入的支援の現場から――
        1 はじめに
        2 人間として生き延びるための義務と責任
        3 言葉にならない傷みを世話する
        4 現場における思考錯誤と倫理
        5 語り合うなかから浮かび上がる人権侵害
        6 おわりに

10 フェミニズムと娼婦の位置 (細谷実
        ――聖母/娼婦の分断の批判に向けて――
        1 はじめに
        2 多数派フェミニストの対応――売買春否定論
        3 少数派フェミニストの対応――セックス・ワーク論
        4 二つの戦略論の比較
        5 「聖母/娼婦の分断」問題――その批判に向けて
        6 一九七〇年代における深江誠子の議論
        7 おわりに

あとがき

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コメント

図書館で捜してみるね(^_^)/

投稿: ののわん | 2011年6月24日 (金) 08時04分

あ!図書館に無かったよん!
sad

投稿: ののわん | 2011年6月24日 (金) 20時27分

あら~、残念だったね。

今、昨日の『Dig』のセクシャルマイノリティの話を聞いてる。
「性」って複雑。

投稿: さくらスイッチ | 2011年6月24日 (金) 20時54分

アマゾン 中古で頼んだ。(^_^)v
性は不思議だね。
でも、不思議なことって追求したくなるよね
(^^)???

投稿: ののわん | 2011年6月25日 (土) 04時56分

うん、なるなる! (*≧m≦*)

投稿: さくらスイッチ | 2011年6月25日 (土) 05時06分

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