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2010年11月の4件の記事

2010年11月18日 (木)

248 『伝奇集 <八岐の園>』 J.L.ボルヘス 初版1975年

夢みていた男の夢のなかで 夢みられた人間が目覚めた

そして彼がきみを夢みることをやめたならば・・・・・

時空の円環

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pen概要

原題: Ficciones(1944/スペイン語)

1944年刊行。元は1941年の『八岐の園』(やまたのその)と1944年の『工匠集』(こうしょうしゅう)の2篇だったものをまとめたもので、全17篇の作品からなる。

pen読むきっかけ&目的&感想

映画評論家の町山智浩さん配信のポッドキャスト『アメリカ映画特電』で知った本。映画『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督が、「円環の廃墟」から発想を得たと聞いて興味を持った。

さくら好み ★★★★★

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2010年11月14日 (日)

247 『陰翳礼讃』 谷崎潤一郎 初版1952年

「日本のトイレ最高だぜ~!落ち着くぜ~!」

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riceball概要

<目次>

  • 陰翳礼讃 (昭和8年 /1933)
  • 懶惰の説 (昭和5年 /1930)
  • 恋愛及び色情 (昭和6年 /1931)
  • 客ぎらい (昭和23年 /1948)
  • 旅のいろいろ (昭和10年 /1935)
  • 厠のいろいろ (昭和10年 /1935)

riceball読むきっかけ&目的&感想

 宇多田ヒカルのツイートで知り、アマゾンでレビューを読んでみたら面白そうだったので、読んでみた。谷崎潤一郎は学生のとき以来。

さくら好み ★★★☆☆

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2010年11月13日 (土)

246 『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集 1997-2009』 初版2010年

共感ではなく 体感を呼び覚ます村上春樹の描く物語

その力の源を垣間見た気がした

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karaoke概要

本書に収められたインタビューは、副題にもあるように、1997年から2009年にかけて行われたものである。作品でいえば、『アンダーグラウンド』直後から、『1Q84』のBOOK1、2を書き終えた(しかしまだ刊行されていない)時期にあたっている。

<目次>

  1. アウトサイダー (1997年/アメリカ)
  2. 現実の力・現実を越える力 (1998年/台湾)
  3. 『スプートニクの恋人』を中心に (1999年/日本)
  4. 心を飾らない人 (2003年/中国)
  5. 『海辺のカフカ』を中心に (2003年/日本)
  6. 「書くことは、ちょうど、目覚めながら夢見るようなもの」 (2003年/フランス)
  7. お金で買うことができるもっとも素晴らしいもの (2003年/ロシア)
  8. 世界でいちばん気に入った三つの都市 (2004年/日本)
  9. 「何かを人に飲み込ませようとするとき、あなたはとびっきり親切にならなくてはならない」 (2004年/アメリカ)
  10. 「せっかくこうして作家になれたんだもの」レイモンド・カーヴァーについて語る (2004年/日本)
  11. 「恐怖をくぐり抜けなければ本当の成長はありません」『アフターダーク』をめぐって (2005年/日本)
  12. 夢の中から責任は始まる (2005年/アメリカ)
  13. 「小説家にとって必要なものは個別の意見ではなく、その意見がしっかり拠って立つことのできる、個人的作話システムなのです」 (2005年/アメリカ)
  14. サリンジャー、『グレート・ギャツビー』、なぜアメリカの読者は時としてポイントを見逃すか (2006年/アメリカ)
  15. 短編小説はどんなふうに書けばいいのか (2007年/日本)
  16. 「走っているときに僕のいる場所は、穏やかな場所です」 (2008年/ドイツ)
  17. ハルキ・ムラカミ あるいは、どうやって不可思議な井戸から抜け出すか (2008年/スペイン)
  18. るつぼのような小説を書きたい(『1Q84』前夜) (2009年/日本)
  19. あとがき

karaoke読むきっかけ&目的&感想

『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで、村上春樹が自身について語るその語り口が面白かったので、インタビュー集である本書にも興味を持った。

さくら好み ★★★★☆

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2010年11月 6日 (土)

244、245 備忘録 「浮世絵から時代を読む」

浮世絵は
可憐で美しい外交官として日本理解に貢献してくれ
いまもその大役を果たし続けてくれている

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244 『瀬木慎一の浮世絵談義』 瀬木慎一 初版2008年

<概要> 草創期の師宣、錦絵の始祖・春信から歌麿、北斎などの大スターへの論究はもちろん、版元や江戸の人々と浮世絵のかかわり、海外オークションの落札価格の推移まで浮世絵の魅力を幅広く紹介。

255 『浮世絵師列伝 (別冊太陽)』 小林忠/監修 2005年出版

<概要> 菱川師宣、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川国芳、歌川広重…。江戸の文化を創造した57名の絵師たちを年代順に紹介。浮世絵の見方に関するコラムも多数収録。主要浮世絵師276名を網羅した系譜年表付き。

fuji読むきっかけ&目的&感想

名古屋ボストン美術館での展覧会『錦絵の黄金時代 ― 清長、歌麿、写楽』が面白かったので、その観賞をより深めるために読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

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