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2010年10月の2件の記事

2010年10月17日 (日)

241~243 備忘録 「浮世絵から風俗を読む」

絵には必ず作画意図がある

どんな作品でも
その時代のその作者のイメージ環境内でしか制作できない

そういったことを深く掘り下げて作品の背後にあるものを
見出すことができれば素晴らしい

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241 『江戸浮世絵を読む』 小林忠 初版2002年

<概要> 急速に発展していく新興の大都市・江戸。浮世絵はその自由な気風の中で、庶民の娯楽として生み出された。やがて、豪商や大名にいたるまで、あらゆる階層の 人々に楽しまれるようになってゆく。当世きってのメディアであり、最新流行を伝える刺激的な江戸土産であり、豪商の集まりを盛り上げる座興の具であり、時に借金で首の回らぬ大名からの金貸しへの下賜品ともなった浮世絵。それは、繁栄し爛熟した社会の経済・流通・生活、そして喜怒哀楽の縮図ともなっている。 浮世絵で読む闊達な江戸の全姿。

242 『写楽 江戸人としての実像』 中野三敏 初版2007年

<概要> 寛政六年(一七九四)から翌年にかけて、浮世絵界に忽然と現われて消えた画号「東洲斎写楽」。その素性についての「誰それ説」は枚挙に暇がないが、実はこ の現象が加熱したのは、戦後のことに過ぎない。本書はまず、江戸文化のなかで浮世絵が占める位置を再考した上で、残された数少ない手がかりを丁寧に考証 し、写楽が阿波藩士斎藤十郎兵衛であることを解き明かす。それを通じて、歴史・文献研究の最善の方法論をも示す。    

243 『浮世絵は語る』 浅野秀剛 初版2010年

<概要> 名画の考証はおもしろい! 歌麿の遊女絵、写楽の大首絵、北斎の名所絵など、おなじみの名画に隠された、知られざる事実の数々。浮世絵をより楽しく、深く味わうための一冊。

fuji読むきっかけ&目的&感想

名古屋ボストン美術館で『錦絵の黄金時代 ― 清長、歌麿、写楽』が始まったので、その観賞をより楽しむために読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

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2010年10月 3日 (日)

239,240 備忘録 「私のジョグルート周辺の歴史」

自分が立っている「場の記憶」「都市の記憶」を知る

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熱田空襲痕 

239 『堀川まんが図鑑』 森哲郎 初版2000年

<概要> かつては城下町名古屋の人々の生活を支えた堀川は、戦後ドブ川と化してしまった。堀川の浄化と再生のため立ち上がった市民団体の活動、そして堀川の未来図などをまんがで描く。

240 『新版 愛知県の歴史散歩 上』 初版1992年

<概要> 豊かで、さまざまな自然・社会環境を有した愛知県の歴史と文化を、主な文化財を中心として紹介。上巻には尾張部を収録。本を片手に、歴史散歩を楽しめる。

foot読むきっかけ&目的&感想

ジョギングを数ヶ月前から始めた。以前は車や電車で通り過ぎていた場所を自分の足でゆっくり通り過ぎるようになり、そのぶん目に止まるものが増えた。それで気付いたのだが、歴史的な謂れを書いた石碑等が幾つもあるという事だ。最初は「ふぅ~ん」と思う程度だったけど、度々目にする内に「へぇ~」と思うようになった。時間が経過しても変わらなかった場、時間が経過し変わった町並み、空襲や自然災害に見舞われた都市、その場に自らの足で立って場の記憶に想いを馳せるようになった。で、その「場の記憶」「都市の記憶」についてもう少し詳しく知りたくなり、適当な本を借りて読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

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