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2010年1月 5日 (火)

156『ぼくんち 全』 西原理恵子 初版2003年

ぼく知ってんで。
こうゆう時は笑うんや。

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fish概要

「ぼくのすんでいるところは―/山と海しかない しずかな町で―/はしに行くとどんどん貧乏になる。/そのいちばん はしっこが/ぼくの家だ―」。腹違い の兄、一太。突然現れた、美しくてやさしい年の離れた姉、神子(かのこ)。そして「ぼく」、二太。クスリを売る。体を売る。金を貸す。とりたてる。この町 の多くの大人たちは、そんなふうにして生きている。

漫画は1995年から1998年にかけて小学館『ビッグコミックスピリッツ』(青年漫画誌)に連載された。第43回文藝春秋漫画賞を受賞した。

fish読むきっかけ&目的&感想

小島慶子アナのお気に入り名台詞がある本として紹介されていたので読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

“ラストシーン、二太が言う「ぼく、知ってんで。こういうときは、笑うんや。」で、小島アナが滂沱の涙を流した”、という事だけしか知らなくて読んだので、アンモラルで強烈な内容にビックリした。なんなんだ、こ、これは!?!!!、、、、、目を背けたいのにグイグイと惹きつけられて、鼻をズルズルさせながら一気に読みきった。ラストシーン、わたしも泣いた。泣かずにいられなかったcrying。設定としては矛盾を感じることもあったが、そんな些細なことは全く気にならない。人生哲学のいっぱい詰まった漫画だった。

fish覚書

「二太、ええかあ、泣いたら世間がやさしゅうしてくれるかあっ。
泣いたらハラがふくれるかあ。
泣いてるヒマがあったら、笑ええっ!!」

fish著者

Saibara 西原 理恵子(さいばら りえこ、1964年11月1日 - )は日本の漫画家。高知県出身。ギャンブルや、旅行体験レポートなど、実体験に基づいた大人向けギャグ漫画作品が多い。カメラマンの鴨志田穣(故人)との間に一男一女。

母の実家である漁師の家で長女として生まれる。兄弟は兄がひとり。3歳の時にアルコール依存症の実父と死に別れる。その後母は再婚を繰り返し、西原の作品を読む限り2人義父がいたようであるが、その双方に溺愛されて育つ。「それじゃあね」と西原に言い残し、義父はギャンブル依存症で西原の大学受験当日に自殺する。

私立土佐女子高等学校在学中に飲酒によって退学処分を受け、その処分を巡り学校側を訴える。その訴訟の際に、取材に来たフリーライターの保坂展人(前社民党衆院議員)と知り合う。

その後大検に合格、1年間立川美術予備校に通った後、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科に入学し1989年3月同校卒業。大学在学中から飲食店での皿洗いやミニスカパブでホステスのアルバイトをしながら成人雑誌のカットを描いていたが、カットを目にした小学館の編集者八巻和弘にスカウトされ1988年『ちくろ幼稚園』(『週刊ヤングサンデー』)でデビュー。

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コメント

少し前 西原理恵子の

「この世でいちばん大事な「カネ」の話」を読んだ
(長い立ち読みで)

この世の一面の真実を告げる本で
なかなかだった

投稿: nono1 | 2010年1月 7日 (木) 06時36分

リアリティのない絵柄と展開なのに、
いっている事にはリアリティを感じる漫画だった。

「この世でいちばん大事な「カネ」の話」もいずれ読んでみたい。
(立ち読みしようかしらん ^^)

投稿: さくらスイッチ | 2010年1月 7日 (木) 19時05分

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