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2009年10月28日 (水)

133-136 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』 初版2001年、『オリガ・モリソヴナの反語法』 初版2002年、『発明マニア』 初版2007年、『打ちのめされるようなすごい本』 初版2006年 米原万里

133 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』 (ノンフィクション)

30年後
東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは
少女時代には知り得なかった真実に出会う

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134 『オリガ・モリソヴナの反語法』 (小説)

プラハのソビエト学校で志摩を強烈に惹きつけた舞踊教師・オリガ
30数年後 旧友と共に彼女の謎を追う志摩の前に
オリガとロシアの想像を絶する歴史が…

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135 『発明マニア』 (エッセイ)

米原万里的ワンダーランド
この世のあらゆる難問を解決する119の発明

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136 『打ちのめされるようなすごい本』 (書評)

米原万里全書評1995‐2005
絶筆となった壮絶な闘病記収録した最初で最後の書評集

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apple読むきっかけ&目的&感想

ロシアに精通している著者の視点に興味があったので読んだ『魔女の1ダース』(エッセイ)が面白かったので、上記4冊を読んでみる気になった。

さくら好み ★★★★☆

期待以上に面白かった。

『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』と『オリガ・モリソヴナの反語法』は、ドキドキしながら一気に読んだ。甘酸っぱくて、切なくて、恐くて、哀しいんだけど、テンポの良い文章に爽快感も感じた。ロシアの文化や風俗描写が興味深かった。あと『オリガ・モリソヴナ』で、草刈民代を藻刈富代として書いてあった内容にも苦笑いした。

『発明マニア』は、2003年から2006年までの連載をまとめたもの。社会問題、経済問題、環境問題などの時事問題を主な題材にしており、著者のユーモアある語り口が面白かった。

『打ちのめされるようなすごい本』は、数少ない既読本の書評も未読本の書評も面白かった。あれもこれも読んでみたくなった。気になる本をピックアップして、おいおい読んでみたい。でも、読んでみたい本を数えてみたら84冊もあった。。。読みきれるかしらん(笑)。

apple覚書

◆池内紀との『嘘つきアーニャ』をめぐる対談

再会までの経過には探偵小説を読むようなスリルと謎があった。スリルは過ぎ去った時間の置き土産だが、謎は米原万里の内面の産物だった。つたない聞き役を慰めるように、彼女はつぶやきのような言葉で対談をしめくくった。

「子供だったからわからなかったこと、閉鎖的な社会だったからわからなかったこと、そういうのが、再会してみるとまったくこちらの思い違いだったとわかったりして、謎が解けるおもしろさがありました。でも一方では、自分はすごい思い違いのなかで夢を見ていたんだなあということもあって、それがあらためて確認できました。」

「ユリイカ 2009年1月号 米原万里特集」より

apple著者

米原 万里(よねはら まり、露: Мари Йонэхара、1950年4月29日 - 2006年5月25日)

元ロシア語会議通訳、作家。59~64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学修 士課程修了。80年設立のロシア語通訳協会の初代事務局長を務め、95~97年、03~06年会長。92年、報道の速報性に貢献したとして、日本女性放送 者懇談会賞を受賞した。

著書『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店、新潮文庫)で読売文学賞、『魔女の1ダース』(読売新聞社、新潮文庫)で講談社エッ セイ賞、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、角川文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社、集英社文庫) でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

卵巣癌を患い除去したが1年4ヶ月で再発、2006年5月25日に鎌倉の自宅で死去。

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