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2009年8月22日 (土)

108『1Q84 -BOOK1 -BOOK2』 村上春樹 初版2009年

ここは見世物の世界
何から何までつくりもの
でも私を信じてくれたなら
すべてが本物になる

見かけにだまされないように
あなたの王国が私たちにももたらされますように
ここではない世界であることの意味はどこにあるのだろう

魂のほかには何も持ち合わせていない
もしあなたの愛がなければ
まだ温もりが残っているうちに

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moon3概要

1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。 そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。 そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。 私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。

moon3読むきっかけ&目的&感想

ベストセラーとして話題の書なので、一応読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

「あたし」が「1Q84世界」に存在している。そして、「1Q84世界」が「あたしの日常世界」に存在している。そう感じた。そして、視覚だけでなく、聴覚にも訴える作品だった。

登場人物や作家に共感した、では何だか違和感が残る。「1Q84世界」を体感した、が近いように感じる。現実と虚構、善と悪、あちら側とこちら側、男と女、個と全体、内側と外側、「1Q84世界」と「あたしの日常世界」、・・・・・様々な物事がボーダレスな状態で流れ込んできた。それは作家の技量に依るところが大きいのだろう。あたしの視座は、作家によって、自由自在に操られてしまった。

 

4月-6月がBOOK1、7月-9月がBOOK2という事は、10月-12月のBOOK3が今後出版されるかもしれない。でも、この中途半端なままで終わりでもいい。

・・・・・読み終えて一晩経ったら、必然的な終わり方に思えてきた。 。。さて、catface

 
追記2009.09.17:
 「1、2を書き 上げた時はこれで完全に終わりと思っていたんです。バッハの『平均律クラヴィーア曲集』をフォーマットにしたのは、もともと2巻で完結と考え、そうしたわけです。でもしばらくして、やっぱり3を書いてみたいという気持ちになってきた。これから物事はどのように進んでいくのだろうと。時期的にはなるべく早 く、来年初夏を目安に出すことを考えています」 村上春樹インタビュー

 

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< 『1Q84』、関連本 >

108 『1Q84 BOOK1,BOOK2』 村上春樹 初版2009年

114 『村上春樹『1Q84』をどう読むか』 河出書房新社編集部 (編さん)  初版2009年

125,126 『アンダーグラウンド』 初版1997年、『約束された場所』 初版1998年 村上春樹

148 『一九八四年[新訳版]』 ジョージ・オーウェル 初版2009年

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