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2009年2月23日 (月)

080『若き数学者のアメリカ』初版1977年 081『遥かなるケンブリッジ』初版1991年 藤原正彦

「この海の向こうに何があるか知っているかい?」
「この海の向うに?        



・・・・・horizon(水平線)」
私は意表を衝かれてうろたえた
「horizon,horizon」
それにしても、どうしてこれほどまでに感動するのか
自分自身よく分からなかった

20090223

pencil概要

『若き数学者のアメリカ』 1972年の夏、ミシガン大学に研究員として招かれる。セミナーの発表は成功を収めるが、冬をむかえた厚い雲の下で孤独感に苛まれる。翌年春、フロリダの浜辺で金髪の娘と親しくなりアメリカにとけこむ頃、難関を乗り越えてコロラド大学助教授に推薦される。知識は乏しいが大らかな学生たちに週6時間の講義をする。自分のすべてをアメリカにぶつけた青年数学者の躍動する体験記。

『遥かなるケンブリッジ』 「一応ノーベル賞はもらっている」こんな学者が濶歩する伝統の学府ケンブリッジ。家族と共に始めた一年間の研究滞在は平穏無事…どころではない波瀾万丈の 日々だった。通じない英語。まずい食事。変人めいた教授陣とレイシズムの思わぬ噴出。だが、身を投げ出してイギリスと格闘するうちに見えてきたのは、奥深 く美しい文化と人間の姿だった。

pencil読むきっかけ&目的&感想

昨年(2008年)9月に、ノーベル物理学賞を受賞したファインマンの回想録を読んだら、とっても面白かったので、他にも理数系の学者の回想録(エッセイ)を読みたくなり、色々探していて知った本。その時は読むタイミングを逸してしまったが、最近何故か急に思い出して読みたくなり、幸いにも図書館で借りる事が出来たので、アメリカ時代、イギリス時代と続けて一気に読んだ。

さくら好み ★★★★★

どちらも、すっごく面白かった。特に、自己分析、自己対峙、心理的問題解決、などが素直な視線で書かれているのが心に響いた。  (*^m^)  (ノ_-。)

2005年にベストセラーになった『国家の品格』を未だに読んでいないけど、読んでみようかなぁ。 。。

pencil著者

藤原 正彦(ふじわら まさひこ、1943年7月9日 - )は、満州国新京生まれの数学者、エッセイスト。専門は数論、特に不定方程式論。

戦後いずれも作家となった新田次郎、藤原てい夫妻の次男として、満州国の新京に生まれる。ソ連軍の満州国侵攻に伴い汽車で新京を脱出したが、朝鮮北部で汽車が停車したため、日本への帰還の残る区間は母と子3人による1年以上のソ連軍からの苦難の逃避行となった。母親の機転がなければ死亡、よくて残留孤児になっていたであろう。

アメリカ留学記『若き数学者のアメリカ』(1977年)が話題となり、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。以後エッセイストとして人気を博している。身辺雑記からイギリス滞在記や科学エッセイ、数学者の評伝に至るまで対象は広く、端正な文章とユーモア溢れる筆致にファンが多い。

エッセイではしばしば「武士道」や「祖国愛(ナショナリズムではなくパトリオティズム)」、「情緒」の大切さを諧謔を交えて説いてきたが、そのエッセンスを平易な語り口でまとめた『国家の品格』(2005年11月、新潮新書)が200万部を超えるベストセラーとなり、翌2006年の新語・流行語大賞に選ばれるなど大きな話題となった。同書では数学者の立場でありながら、あえて「論理より情緒」「英語より国語」「民主主義より武士道」と説いている。

『若き数学者のアメリカ』
1972~75年(29~32歳) アメリカ ミシガン大学 後にコロラド大学へ

『遥かなるケンブリッジ』
1987~88年(44~45歳) イギリス ケンブリッジ大学へ

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コメント

藤原先生の論文の紹介をはじめました、コロラド大学でのシュミット教授の定理の応用の内容なども紹介予定です。

投稿: 花山大吉 | 2009年4月29日 (水) 19時45分

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