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2008年6月21日 (土)

035『近代民主主義とその展望』 福田歓一 初版1977年

本論の中で述べたことは

すべて陳腐で常識的な内容を出ていないはずである

むしろ意図的にそのように務め それを狙ったつもりである

20080620

***** 概要 *****

民主主義という言葉が多義的で、ひろくイデオロギーとしてさまざまに使われるのは、政治の世界ではやむを得ないことである。民主主義が万人を当事者とする政治を意味する限り、万人がおのおのの自分の民主主義のイメイジをもつことも、あるいは望ましいことかも知れない。

しかし、民主主義が共同の努力を求める以上、イメイジに共通の部分があってもよい。何よりも、イメイジのちがいが明らかになるためにも、また個性的・独創的なイメイジが提示されるためにも、陳腐で常識的な最小限度のたたき台が役に立つかもしれない。それが本書をまとめた意図なのである。 <あとがきより>

***** 読むきっかけ&目的&感想 *****

あたしの中で「民主主義国家の姿」が漠然とし過ぎていて、???を感じる事が少なくないので、「(日本の)民主主義」をイメージしやすくするために読んだ。

さくら好み ★★★★★

『(世界的な)民主主義』の変遷と意味が、とても分りやすく書かれていた。あたしが求めていた本はこれだ!・・・くらいに思った。^^♪

***** 目次 *****

序章 現代史のなかの民主主義

  1. 期待と幻滅
  2. ワイマールの悲劇
  3. 戦後史のなかで
  4. 冷戦文脈の拘束
  5. 噴出する問題群
  6. 冷戦の後遺症

第一章 民主主義の歴史

  1. 前史としての古典古代
  2. 革命の炎
  3. 継承された制度
  4. 新世界の実験
  5. 運動としての民主主義
  6. 議会制民主主義に向かって
  7. ヨーロッパ大陸における制度化の歩み
  8. 共産主義と民主主義

第二章 民主主義の理論

  1. 民主主義の価値原理
  2. 民主主義の機構原理
  3. 民主主義の方法原理

第三章 現代の民主主義

  1. 民主化と大衆化
  2. 管理者国家と民主主義
  3. 共産主義世界における民主主義の問題
  4. 非西洋世界における民主主義

終章 民主主義の展望のために

  1. 歴史的展望への要求
  2. 国家の問題
  3. 人類共存の条件

***** 著者 *****

福田 歓一(ふくだ かんいち、1923年7月14日 - 2007年1月7日)は、日本の政治学者で、東京大学名誉教授。専門は、西欧政治思想史。

20080607

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