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2008年4月の11件の記事

2008年4月29日 (火)

016『絵画の見方』 スーザン・ウッドフォード 第一版1989年

絵を見る時 何を考えるか を考える 

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『クロード・モネの世界』展を見に行き、たまたま美術館の図書コーナーにあった本。面白そうだったので手に取り、興味がある項だけを拾い読みした。この本以外にも、モネ関連で面白そうなのを数冊読んだけど、タイトルを忘れてしまったので、ここに覚書を一緒に記しておきたいと思う。

今日は、一旦『クロード・モネの世界』展の全部を観て、それから図書コーナーで適当に面白そうな関連本を数冊拾い読みし、オーディオルームでモネの絵や生い立ちについての説明映像を見て、再度、全部の展示を見て回った。二回目のほうが面白かったな、やっぱり。

< さくら好み ★★☆☆  

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015『もものかんづめ』 さくらももこ 初版1991年

ちびまる子ちゃんの未来♪

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百年の誤読』(岡野宏文 豊﨑由美)でこのエッセイ本をベタ褒めしていたから読んでみた。“ちびまる子”ちゃんがどんな大人になったのかにも興味があったし・ネ♪

余談だけど、この本を図書館で借りようと思ったら貸し出し中だったので予約をした。あたしが借りる本って、大抵は市立図書館20館での蔵書が数冊、つまりは蔵書してる図書館のほうが少ないんだけど、本書は43冊もあってビックリした。つまり、全ての図書館が2・3冊は蔵書してるって分けだ。その上、貸し出し中・・・・・。人気者の本なんだねぇ。

< さくら好み ★★★★★ 

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2008年4月24日 (木)

014『名画を読み解くアトリビュート』 木村三郎 初版2002年

「アトリビュート」という絵の中の小道具を考える入門書♪

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四葉のクローバーといえば幸福の印。いつからか日本に輸入された認識で、私たちはもし絵の中に描かれた人物が四葉のクローバーを持っていたら、それは幸福の印だというふうに理解することができる。

西洋絵画の世界にも、じつはこのような「印」が存在する。「アトリビュート」という絵の中のさまざまな小道具である。本書は西洋絵画のこのからくりの重要なポイントである「アトリビュート」を考える入門書である。

『絵画の読み方 増強改訂版』が面白そうだったので借りる事にした時、同じジャンルの本棚にあった本。ぱらぱら捲るとこれも面白そうだし、『絵画の読み方 増強改訂版』より具体例が沢山載ってそうだったので、補足的に楽しめそうだったので借りてみた。

< さくら好み ★★☆ 

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2008年4月23日 (水)

013『絵画の読み方 増強改訂版』 西岡文彦 初版1999年

絵画はビジュアル言語!

“絵画を読むことの真の快感は
     そんな深読みや 裏読みの中にこそある”

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視覚的かつ感覚的にメッセージを伝えることを、寓意や物語を描くことより重視したのが近代以降の絵画の最大の特徴―略―。ところが、近代以前の絵画ではそうはいかない。描かれている光景は、私たちにとって未知の世界であり、絵画作品自体が今日と違って、純粋な視覚的楽しみのために描かれていない。それらの大半は、特定の寓意や物語を伝えること、あるいは宗教的な教化の目的のために描かれている。

あたしは絵を見るのが好きなんだけど、西洋の宗教画や歴史画とか、もっと理解出来るといいのになぁ・・・と思って見る事も少なくない。で、何気に図書館の美術関係の本棚を眺めていたら、この本が! ぱらぱら捲ってみると面白そうだし、分りやすそうだったので、借りてみる事にした。

< さくら好み ★★☆ 

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2008年4月22日 (火)

012『奇想の系譜』 辻惟雄 文庫第一版2004年

若冲に奇想が発芽したのは何故なのかなぁ・・・?

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昨年の春(2007年5月)に『プライスコレクション 若冲と江戸絵画』で、若冲の絵を初めて見て、彼の絵をとっても好きになった。あたしが持っている江戸絵画のイメージ、つまりは浮世絵とはまるで違う今っぽい動植物の絵柄にとても惹かれた。“らしくない絵”は、とても新鮮に感じた。で、目に止まったこの本を借りて読んでみた。

ちなみに、あたしが読んだのは2004年刷の文庫だけど、それの底本は1988年に刊行されている新刊だ。

< さくら好み ★★☆ 

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2008年4月14日 (月)

011『複眼の映像―私と黒澤明』 橋本忍 初版2006年

シナリオ・ライターとして

伊丹万作がこの世に残した ただ一人の弟子 

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黒澤組のそれは複眼の眼による完成度の高い共同脚本

黒澤組の共同脚本とは、同一シーンを複数の人間がそれぞれの眼(複眼)で書き、それを編集し、混声合唱の質感の脚本を作り上げる―それが黒澤作品の最大の特質なのである。

いや、こうした脚本作りはおそらく日本だけでなく、世界のどこにも例のない、黒澤明が主催する黒澤組独自のものともいえるのではなかろうか。

黒澤明監督は映画を30作残しているけど、あたしはその内の7作しか見ていない。それも、その7作を見たのは最近の事だ。「世界のクロサワ」なんて言われているから、どんな作品なのかと好奇心はあるものの、あたしの中では「七人の侍」「椿三十郎」なんかの時代劇のイメージがあり、それも白黒だからなんとなく敬遠していた。でも、なんかの拍子に「姿三四郎」「酔いどれ天使」を見てみたら、以外にも単純で面白かったので、「羅生門」「七人の侍」「赤ひげ」「乱」「まあだだよ」とたて続けに見た。

で、クロサワ作品に興味を持ったので、その30作品のうち10作品も共同脚本を書いている橋本忍の本を読んでみた。

< さくら好み ★★★☆ 

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010『フェルマーの最終定理』 サイモン・シン 第一版2000年

1993年6月

ワイルズは一夜にして世界一有名な数学者

というより世界で唯一有名な数学者になった

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<私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない。 フェルマー>

<E.Tベルは『最後の問題』のなかに書いた。「おそらく文明はフェルマーの最終定理が解かれる前に滅びるだろう」と。>

フェルマーの最終定理の歴史・・・・・、ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで。 。。。「数学者というものは各人ばらばらの目標を立てて研究して来たように見えて、実は全員がフェルマー予想に取り組んでいたのだ」。
 

Amazonベストセラー・ランキングで本書の文庫版が上位にあったので、この本の存在を知った。で、読者レビューを観てみたら面白そうだったので、図書館で借りてみた。数学者というのは、映画のためもあって、あたしの中でカッコよく、悲劇的イメージがあり、とっても魅力的な存在に感じている。そう、数学者への単純な好奇心があったのも、読む動機になっている。

<数学者を扱った映画であたしが観たもの>
・グッド・ウィル・ハンティング 1997年
・ビューティフル・マインド 2001年
・プルーフ・オブ・マイ・ライフ 2005年
・博士の愛した数式 2006年

< さくら好み ★★★★ 
 
 

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2008年4月13日 (日)

009『ゲーテ全集 14 自然科学論』 新装第一版2003年

挫折 ・・・読みきれなかった (´ロ`)

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あのゲーテが自然科学論を展開している?! ゲーテって自然科学者でもあったの??? 一流文系人間がどういう理系の視線を持っているかに興味があって読んでみた・・・・・いや、読むつもりだった。

< さくら好み ☆☆☆☆ 
 
 

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2008年4月 8日 (火)

008『伊丹十三の映画』 「考える人」編集部編 初版2007年

伊丹映画はこうして始まった

屋台骨! 伊丹映画を支えたベテランたち

大抜擢! 伊丹映画から飛び出したスターたち

伊丹映画を支えた熟練たち

伊丹映画の細部へのこだわりを実現させた人々

異業種からの才能が伊丹映画を分厚くリアルにした

事務方だって大変だ!

伊丹十三ロングインタビュー

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われわれは映画を半分しか作れない

そして 残りの半分の完成を観客の配慮にゆだねるため
観客の自由に対して映画を作る ということです

われわれの映画は
これからもさまざまな観客に出会い
各人の中でさまざまな形で完成されてゆくでしょう

私としては
それぞれの出会いが幸せなものであることを祈るのみです

あたしは伊丹映画が大好きなので、伊丹十三に興味があって読んだ。

< さくら好み ★★★☆ 

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2008年4月 4日 (金)

007『あなたのTシャツはどこから来たのか?』 ピエトラ・リボリ 第一版2007年

原綿から始まり古着になるまで
わたしのTシャツにかかわる政治と市場経済において
日本が担った役割は
この物語にとって欠かせない重要性を持つと言えよう

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「底辺への競争」の弊害を憂いていた若い女子学生> 再び一九九九年のジョージタウン大学に戻ろう。一人の若い女性がマイクを手に取ると、群衆に向かって問いかけた。「あなたのTシャツは誰が作ったものですか。食べ物も飲み物も与えられずにミシンにつながれたベトナムの子供でしょうか。時給一八セントしかもらえず、一日に二度しかトイレに行かせてもらえないインドの若い女性でしょうか。皆さん知ってますか。 略」。わたしはこれらのことを知らなかった。そして不思議に思った。マイクを持つあの女子学生は、なぜ知っていたのだろうか。

‘TBSラジオストリーム・コラムの花道’で豊﨑シャチョーが、昨年(2007年)の春頃(だったかな?)に紹介しているのを聞いて、読んでみたいと思っていた本。一年後にして読んでみた(笑)。

< さくら好み ★★★☆  

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2008年4月 1日 (火)

006『百年の誤読』 岡野宏文 豊﨑由美 初版2004年

「ベストセラーの正体って、もしかして、ひょっとして、万が一、・・・・・ヘナチョコ?」

「ちょっと待てよ。ベストセラーというのは、昔っからやっぱりこうだったんだろうか。ここはいっそ、せめて二十世紀の足跡だけでも、一気にまとめて検証してみたい。」

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一つ大きな発見がありました。

さぞやみなさんにも一読瞭然のことと思われます。

本の世界には、昭和三十五年に謎があるのです。一九六〇年のフォッサマグナ。このたった一年を境に、ほとんどスイッチを切り替えるように、読書傾向が「だらしな派」へと切り替わってしまうのです。戦前戦後ではないんですね。何が身のひるがえしを起こさせたのか、みなさんもどうぞ一緒に読みながらぜひ考えてみてください。 <p3より抜粋>

ちょっと前に、明治以降の日本の著名文学者の作品をDSで読むソフト『DS文学全集』にハマッて、収録100作品の7割を読んだ。興味のあまり持てなかった3割も、あらすじ機能であらすじだけは読んだ。有名作品ばかりが収録されているので、読んだ事のある作品も多かったけど、再読すると思った以上に面白かった。さすが名作!

この『百年の誤読』では、“ベストセラーのセレクションに関して、戦後につきましては取次店の売り上げデータを元にしましたが、戦前にはこの手の集計がありませんでしたので、いくつかの資料にあたって、その時々の話題を呼んだ作品、またメルクマールと呼べる書籍を取り上げて”あるだけあって、『DS文学全集』収録作品と一割ちょっと被ってる。で、『百年の誤読』100作品中、5割程度が既読作品だった。「へぇ~、この作品ってベストセラーだったんだ・・・」なんて認識を新たにする作品もあって、目次を見る段階で既に面白かった。

既読作品はその論評を楽しみに、未読作品も100年のベストセラー文学の流れという中での捉え方を楽しみに、読んでみようと思った。

< さくら好み ★★★☆☆ 

 

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