2009年11月15日 (日)

142-144 備忘録

142 『100かいだてのいえ』 岩井俊雄 初版2008年

「100階建ての家」、「背が右側ではなく下側にある縦長の絵本」、というのに惹かれて読んだ。こういうのって、単純に楽しい。

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143 『エルマーのぼうけん』 ルース・スタイルス・ガネット (著) ルース・クリスマン・ガネット (イラスト) 初版1963年 /原題: My Father's Dragon (1951)

とにかくイラストが魅力的な絵本、というのを聞いて読んでみた。ドラゴンがすごく可愛かった。

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144 『ガール』 奥田英朗 初版2006年

「ヒロくん」、「マンション」、「ガール」、「ワーキング・マザー」、「ひと回り」を収めた短編小説集で、初出は2003~2005年の小説現代。たまたま友人宅にあったので借りて読んだだけなので、実は奥田英朗が直木賞作家ということさえ知らなかった。リアリティがあって面白かった。

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2009年11月 8日 (日)

141『銀の三角』 萩尾望都 初版1982年

あなたは何者だ? ラグトーリン
太陽の変光や 地殻の変動や
・・・・・それらを単に予知してそう言うのか?
それとも――それに力を加えているのか?
万能の超越者か?
あなたには星や生命はどう見えるのだ

わたし?
わたしではない
おや
それとも
わたしかもしれない・・・・・

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bell概要

壮大な時空間で繰り広げられる萩尾望都のSFファンタジー。

昔、音楽に対して少し変わった能力をもった種族がいて、銀色にけぶる三角と彼らが名づけた星に住んでいた。絶滅したと思われていたその種が、三万年後の今、「異形の王子」として生まれ・・・・・。マーリーの遙かなる時空をめぐる謎解きの旅が始まる。

bell読むきっかけ&目的&感想

人に教えてもらったかなり古いSF漫画。

好みの度合 ★★★★★

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2009年11月 5日 (木)

140『ワイルド・スワン』 ユン・チアン 初版1993年

纏足(てんそく)を強いられた最後の世代で
          15歳で軍閥将軍の妾になった祖母

日本の過酷な占領政策を体験し
          夫とともに共産党で昇進する母

家族ともども文化大革命に翻弄され
          イギリス留学を果たす著者

・・・本書が中国本土で出版される見込みはまったくないとされる

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scorpius原題

Wild Swans: Three Daughters of China (London, 1991)

scorpius概要

激動の中国近代史を背景に、清朝末期の錦州で祖母の誕生からユン・チアンの1978年のイギリス留学までの一族の苦難の歴史を冷静な目でとらえた傑作。文化大革命の混乱と狂気なかに青春を過ごし一族への迫害に耐え毛沢東の真実の姿に目覚めていく自分自身を描いている。

scorpius読むきっかけ&目的&感想

個人の視点で描いた中国の近代史、というのに惹かれて読んでみた。

好みの度合 ★★★★

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2009年11月 4日 (水)

139『女盗賊プーラン』 プーラン・デヴィ 初版1997年

生まれた日が花祭りだったわたしは
プーラン(花)と名づけられた

わたしは敬意を払ってほしかった
「プーラン・デヴィは人間だ」と言ってほしかった

2001年に暗殺されたプーラン・デヴィの自伝

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bomb原題

Moi, Phoolan Devi, reine des bandits (1996) *フランスのフィクソ社企画

bomb概要

1996年のインド統一選挙で、文盲の国会議員が当選した。プーラン・デヴィ。かつては盗賊の女王と呼ばれたインド民衆の英雄である。義賊の女首領、司法取引による投降、そして11年にわたる獄中生活の後に、彼女が国会で目指したものは何か。そして、波乱の人生を駆りたててきた来歴とは、一体どんなものだったのか――。

bomb読むきっかけ&目的&感想

米原万里『打ちのめされるようなすごい本』で紹介されていたノンフィクション。興味を引かれたので読んでみた。

好みの度合 ★★★★

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2009年11月 3日 (火)

138『心は孤独な数学者』 藤原正彦 初版1997年

32歳で亡くなった天才数学者ラマヌジャンは
イギリス支配下のインドで数学を独学し
20世紀初頭に膨大な謎の公式を残した

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clover概要

17世紀に万有引力の法則を発見したニュートン。19世紀に四元数を発見したハミルトン。20世紀初頭に膨大な謎の公式を残し32歳で亡くなったラマヌジャン。天才数学者として名を馳せた偉大な三人は、背負いきれない辛い出来事に直面し、その運命に翻弄される数奇な人生を送った。彼らの悩みとはいったい何だったのか。時代や家庭環境は、彼らの業績や人生にどんな影を投げかけたのか。それぞれの母国、イギリス、アイルランド、インドを旅し、彼らの生涯に思いを馳せる長篇エッセイ。

clover読むきっかけ&目的&感想

藤原正彦『遥かなるケンブリッジ』で初めてインドの天才数学者ラマヌジャンを知り、ラマヌジャンについてもっと書かれた本があったら読んでみたいと思っていた。で、米原万里の書評『打ちのめされるようなすごい本』を読んだら、その藤原正彦がラマヌジャンについて書いた本があるというので、俄然読んでみたくなった。

好みの度合 ★★★★

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2009年10月29日 (木)

137『風の帰る場所 ~ナウシカから千尋までの軌跡~』 宮崎駿 初版2002年

1990~2002 インタビュー集

だから もっと本質的な映画を作んなきゃ
駄目だっていうことだけは確かですね
『本質的ってなんだろう?』っていう話になると
『わからんけど本質だよ』っていう話になって(笑)

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bud概要

12年間を費やして行なわれた5本のインタヴューを完全ノーカット収録。「ナウシカ」「トトロ」「千と千尋の神隠し」は、どのように生まれたのか?  全12万字超で、宮崎駿本人だけが語り得る真実がついに明らかになる。      

bud読むきっかけ&目的&感想

図書館でたまたま眺めていた本棚に並んでいた本書が目にとまったので、借りて読んでみることにした。

さくら好み ★★★☆☆

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2009年10月28日 (水)

133-136 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』 初版2001年、『オリガ・モリソヴナの反語法』 初版2002年、『発明マニア』 初版2007年、『打ちのめされるようなすごい本』 初版2006年 米原万里

133 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』 (ノンフィクション)

30年後
東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは
少女時代には知り得なかった真実に出会う

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134 『オリガ・モリソヴナの反語法』 (小説)

プラハのソビエト学校で志摩を強烈に惹きつけた舞踊教師・オリガ
30数年後 旧友と共に彼女の謎を追う志摩の前に
オリガとロシアの想像を絶する歴史が…

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135 『発明マニア』 (エッセイ)

米原万里的ワンダーランド
この世のあらゆる難問を解決する119の発明

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136 『打ちのめされるようなすごい本』 (書評)

米原万里全書評1995‐2005
絶筆となった壮絶な闘病記収録した最初で最後の書評集

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apple読むきっかけ&目的&感想

ロシアに精通している著者の視点に興味があったので読んだ『魔女の1ダース』(エッセイ)が面白かったので、上記4冊を読んでみる気になった。

さくら好み ★★★★☆

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2009年10月12日 (月)

132『魔女の1ダース ~正義と常識に冷や水を浴びせる13章~』 米原万里 初版1996年

世間一般の常識では 1ダースの鉛筆は12本だが 魔女の世界では13本

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door概要

異文化が馴染みの世界に風穴をあける!生真面目の骨頂とシモネタの間を乱高下するジェットコースター・エッセー。「世間一般の常識では、1ダースの鉛筆は12本だが、魔女の世界では13本」。見慣れた風景の中に異分子が混じることで、見えなかったものが見えてくる。常日頃、当然視している正義や常識に冷や水を浴びせるエッセイ集。

door読むきっかけ&目的&感想

以前、ロシア情報収集・分析のエキスパートとして活躍した元外交官の佐藤優の著書『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』と『自壊する帝国』を読み、ネットでちょこちょこ彼についての情報を読んでいた時に、ロシア語通訳第一人者である米原万里のことを知った。最近なにかのきっかけで、佐藤優と米原万里の古い対談記事を読み彼女に好感を持ったので、アマゾンで著作を検索してみた。その中で、評価が高く、気楽に読めそうで、何だか面白そうなタイトルの本書を読んでみる気になった。

さくら好み ★★★☆☆

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131『フレグランス―クレオパトラからシャネルまでの香りの物語』 エドウィン・T. モリス 初版1992年

香りと匂い

香りの歴史

現代の香水産業

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diamond概要

身にまとう香水のみならず、精神リラックスの効能など、“香り”への関心が確実に高まっている今日、“香りのすべてを語る本”として、化学的性質から効果、重要性、エピソードまで、その魅力あふれる不思議な世界を満喫できるフレグランス・ブックです。

diamond読むきっかけ&目的&感想

有名な香水「シャネルの五番」が、香りの歴史の中でどんなポジションを占めるのか知りたかった。それに、香水に限らずもうちょっと香りの文化を知りたいとも思った。

さくら好み ★★★☆☆

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129,130『シャネル ザ・ファッション』 初版1980年、『シャネルの生涯とその時代』 初版1981年 エドモンド・シャルル・ルー

そのときまではあまりに地味すぎて
使えないと思われていたこれらの諸要素を持つモード
つまり
労働や仕事や活動のための服装だけを
彼女は引き受けた

彼女の創造行為は破壊行為だった
彼女は仰々しさにひそむ息苦しさを拒んだのだった

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key原題

129:  L'Irrégulière ou mon itinéraire Chanel  (1974)
130:  Le temps Chanel

key概要

129『シャネル ザ・ファッション』 本書以前にも、シャネルの伝記は数多く出ています。マルセル・ヘードリッヒの『ココ・シャネルの秘密』、ジャン・ポーラン『シャネル=獅子座の女』などは邦訳もあります。しかし、こうした既刊のシャネルの伝記すべてを凌駕して、ガブリエル・シャネルの真実に、ぎりぎりのところまで迫ろうとしたのが本書と言われています。

130『シャネルの生涯とその時代』 ココ・シャネルが本書の中心人物であるが、その揺れ動く時代も重要な役割を担っている。そして彼女が仕事を通して得た幾多の友情やライバル、または恋の相手は素晴らしい人物たちで、単なる端役を演じている訳ではない。一つの時代、いや幾つもの時代が、二百枚あまりの写真で甦ってくる。その大部分は未発表のものであり、エドモンド・シャルル・ルーによって集められ、写真入りのエッセイとなった。

key読むきっかけ&目的&感想

併読する何冊かのシャネル関連本にこの2冊を選んだのは、両書共に作者が映画『ココ・アヴァン・シャネル』の原作者エドモンド・シャルル・ルーだからだ。それに一冊は、当時のモノクロ写真の大型本というのにも惹かれた。

さくら好み ★★★★☆

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