2015年1月23日 (金)

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2014年11月16日 (日)

294 『アダムの呪い』 ブライアン・サイクス 初版2004

激しい雨に 鳴りやまない遺伝子
Oh 咲かせてあげたいの
運命の花を あてどないソウルの花を
This is love this is love ~♪♪

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typhoon原作

"Adam's Curse: A Future Without Men"  (2003) Sykes, Bryan

typhoon概要

前作『イヴの七人の娘たち』で、すべての女性の先祖は最終的に全人類に共通のたった1人の母にまでさかのぼることができる、と示した著者。本書では男性の共通先祖を追い求める。女性のときはミトコンドリアDNAを用いたが、男性で用いるのはY染色体だ。冒頭、今回の研究にのめりこむきっかけが生き生きと描かれる。

オックスフォード大学分子医学研究所の遺伝学教授である著者は、製薬会社から講演を依頼されたのだが、会社の会長の姓が偶然、自分と同じ「サイクス」だったために、関係者に何度も親戚なのかと聞かれた。もしやと思いDNAを調べたところ、ぴったり一致したのだ。

このエピソードを入り口に、DNAの役割、染色体発見の歴史的経緯、ヒトの性別がどう決まるのか、なぜ2つの性があるのか、などの疑問に次々と答えていく。チャールズ・ダーウィンが唱えた進化論、「“種の存続のため”に進化は機能する」を、ウィリアム・ハミルトンが見事に覆して「自然選択では“遺伝子のために”進化が機能する」と証明してみせるあたりの記述は、息をもつかせぬスピード感に満ちている。タイトルがなぜ「アダムの呪い」なのかの謎解きは、ぜひ読んで楽しんでほしい。第一線の研究内容を平易な言葉で書いているので、最後まで飽きずに読めるだろう。

typhoon読むきっかけ&目的

前作「イブの」が面白かったので読んでみた。

さくら好み ★★★☆☆

前作同様、過去を遺伝学から検証するというプロセスがとても面白かった。人間の体の中に遥か遠い過去に生きた祖先の記憶が記されていて、それを「読む」ことが出来るなんて!?、なんてスゴイんだろうか。

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2014年10月23日 (木)

293 『イブの七人の娘たち』 ブライアン・サイクス 初版2001

ついに、
全人類の完璧な母系図を組み立てるというわたしの夢が、
実現しようとしていた。
一族がひとつずつ合体し、やがてたったひとつの祖先へと、
アフリカ全体の、そして残りの世界全体の母へとたどり着く。
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apple原作

"The Seven Daughters of Eve"  (2001/07) Sykes, Bryan

apple概要

我々はどこから来たのか? そんなことをふと思い浮かべたことはないだろうか。この答えの鍵を握るのが、DNAである。DNAはどんなに長い年月を経ても、消えることもなければさびつくこともなく、朽ちることもない。我々の中で息づく、古代世界からの旅人なのだ。
人類は皆、20万年前のアフリカ女性「イヴ」の子孫であるといわれている。オックスフォード大学で遺伝学の教授を務める著者はさらに、6億5000万人にのぼる現代ヨーロッパ人の母系祖先は7人の女性に分類できるとしている。この女性たちに名前をつけると、アースラ、ジニア、ヘレナ、ヴェルダ、タラ、カトリン、ジャスミン。それぞれ、別の時代に別の場所で生活を送っていた女性たちである。

ミトコンドリアDNAには、母親からしか受け継がない、遺伝子の組み換えが起こらないという2大特徴がある。このミトコンドリアDNAをたどっていけば、ヨーロッパ人の誰もが、自分の祖先を知ることができるのである。そして、人類の歴史―― 我々はネアンデルタール人の末裔なのか、はたまたクロマニョン人の末裔なのか―― を知ることができるのだ。

本書は、こうした研究、発見にまつわる裏話と、それがヨーロッパにかぎらず世界中の人々にとって意味するものを明らかにしている。そして、ホモ・サピエンスの歴史が遺伝子に記録されていった道筋について語っている。

apple読むきっかけ&目的&感想

図書館でたまたま見た本棚にあった「ミトコンドリアが進化を決めた(2007)」を借りて読んだら面白かったので、それに関連する本を検索して探してみたら、本書「イヴの七人の娘たち(初版2001)」が面白そうだったので読んでみた。

さくら好み ★★★★☆

面白かったので、同著者の次作『アダムの呪い』も読んでみたい。
 

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2013年8月10日 (土)

290-292 ルース・チュウの“魔女の本棚”シリーズ

1970年代・80年代に
アメリカの子どもたちを夢中にさせた
ルース・チュウの魔女シリーズ

魔女なんだけど、いわゆる魔女らしくはない
愛嬌たっぷりの魔女!

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aquarius概要
 
『水曜日の魔女 (魔女の本棚 2) 』 おかあさんの香水にひきよせられてやってきた、とんがり帽子のへんてこなそうじき屋。なぜか水曜日になるとあらわれて、ひとさわぎ。じつはこのそうじき屋、ほうきではなくそうじきにのって空をとぶ魔女だったのです…。
 
『さかさま魔女 (魔女の本棚 3) 』 気がついたら、目の前にいたのは、頭を下に、足を上に向けて立っているへんなおばあさん。どうやら魔法をかけまちがえた魔女らしいのですが…。このまちがいのおかげできみょうな、楽しい冒険がはじまりました!
 
『13番目の魔女 (魔女の本棚 4) 』 新しくできた、アンティークショップの主人ゼルダは、黒ずくめで深い緑の目をしたおばあさん。どうやら魔女らしいのですが…。魔法の銀みがきクリームを手に入れた姉弟がゼルダをめぐる、すてきな冒険にとびだします!
 
aquarius読むきっかけ&目的&感想
 
図書館で探していた本と同じ棚にあった本。背表紙にある「魔女」の文字に惹かれ、取り出して見た「たんじ あきこ」さんの表紙イラストに心奪われ、ちらっと読んだ「70、80年代にアメリカの子どもたちを夢中にさせた」という説明で借りることを決めた。
 
さくら好み ★★★★★

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2013年5月18日 (土)

289 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 村上春樹 初版2013

「どんな言語で説明するのも
   むずかしすぎるというものごとが、
        私たちの人生にはあります」

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train読むきっかけ&目的&感想

村上春樹の新刊、相変わらずすっごく売れたらしい。私は例に洩れず図書館で借りた。私の行く図書館は27冊を所蔵しているらしいが、予約数が579あるから『1Q84』ほどでは無くても、きっとあと何冊かは増やすだろう。

さくら好み ★★★★

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